レイミー・ナイチンゲール --- ケイト・ディカミロ/作 長友恵子/訳 岩波書店 2017
フロリダに住んでる、10歳の少女たち3人が主人公。
3人ともお父さんがいなくてね
なんだか事情はいろいろありそうなのよね
アメリカの子どもたちらしく、日本の同世代よりずいぶんしっかりしているというか
やることが大胆だし
それから両親の存在自体が薄いっていうか
(この頃のアメリカの児童文学ってそういう感じじゃない?)
親ではない大人たちが、彼女たちを折々に支えてくれる。
南部の小説にしては黒人のキャラクターがでてこない。
出てくる人の姓が、なんだか非英語圏の出自(なんていうか非主流派)っぽい。
暗闇に小さく輝く黄色い光のイメージがところどころに。
ナイチンゲールがランタンを掲げるイメージと重なるなぁ
そもそもわたしフロリダって(といいますか南部自体)行ったことないのですが
夜の空気のとろっとした感じが、でもこんな感じなのかなぁと思いを馳せました
おもしろかったです
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