2018年03月08日

"The Old Woman Who Named Things"


The Old Woman Who Named Things --- Cynthia Rylant, illustrated by Kathryn Brown, Houghton Mifflin Harcourt, 1996

先日この本の日本語版を読みまして
相当気に入りましたけど

英語の原書は予想を越えてきました
よかったです
泣けて泣けて

手元に日本語版がないので(図書館で借りた)比べて味わえないのが残念ですが


ものに名前をつけて読んでいるかわいらしいおばあさんという雰囲気からはじまって
毎日のルーチンが紹介されるんだけども
だれからも手紙がこないのは、友だちの誰よりも長生きしているからだということがわかってきて
ぐっと切なさが増してきます

「もの」に名前をつけているのは誰かの名前を読んでいたいというおばあさんの気持ちがわかって
しかも自分よりも絶対に長生きしてくれるものだけに名前をつけるって決めてて……

そんな毎日変わらぬ彼女の生活に、突然現れる茶色の子犬。

心の中で言っているだろうこのセリフが切ない

だって、ベッツィーに子犬が乗ったらきっと酔うわ。
フレッドはぜったいに座らせてくれないわ。
ロクサーヌは子犬とおばあさん両方には小さすぎるし
フランクリンは犬の毛が嫌いなの。

ぜんぶ
変わらぬものの擬人化にすぎない名前。
目の前の生きてて、温かくて、動いてて、呼吸してて、生き生きしている子犬との対比。

この辺りからもう胸が切なくなってきます

「名前」が導き手になって、このおばあさんと子犬をむすびつけ
そしておばあさんは
自分が
取り残された淋しいおばあさんじゃなくて、
あんなすてきな友だちがいた、とってもラッキーなおばあさんなんだわ!ってことに気づいて
そして……

終わりから3つ目の絵もすてきで切ないわねぇ

そして
犬が来てみんな(擬人化されてたものたちも)幸せそう!!



なんでこんなに泣けるのかわからないわー


お話もすてきだし絵もとても楽しめます
posted by しろくま at 23:33| Comment(0) | 絵本
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