Mary Poppins --- P. L. Travers, HarperCollinsChildren’sBooks, 2010
風にのってきたメアリーポピンズ --- P.L.トラヴァース/著 岩波書店(新版) 2000
そうそうこの本のことを書くのを忘れてた。
メアリー・ポピンズって、映画かミュージカルにもなってるらしいし(観てないけど)
その中の歌が結構有名で聞いたことはあるし(ママさんコーラスでも)
とっても有名だし(物語が書かれたのはナント1934年!)
ということで既視感だけがあって読んだことがなかったのよね。
「子どもの本を読む会」の2月のお題で、初めて読んでみて、
びっくりしたー!
おおおおおおおおおもしろーーーーーーーーい!!!
日本語で読み始めたんだけど、これは原書面白そうセンサーが激しく働いて
すぐにkindle版をダウンロードして(200円でした)読み始めたら
英語の原文がまたおおおおおおおおおおおおおもしろーーーーーーーい!!!!
おもわずとりあえずちゅん2に報告した。(* ̄m ̄)
なんかさ、イギリス人の女の人ってこういう感じ。
厳格そうで、ユーモラス。
はじめの、お薬のシロップを一さじずつ飲ませるあたりでもう
わたしのこころをわしづかみ。
隣のおばちゃんの愛犬への溺愛ぶりも
双子のベイビーとムクドリのおしゃべりも
それにちょっとした登場人物の名前なんかも
こんなに面白い(し、結構心にしみたりもする)お話だったのねぇ
で
原書読んで、日本語読んでると むむむむむ??
中身が違う。
原書では、子どもたちがコンパスひろって、
みんなで北極に行ってシロクマに出会い、中国に行きパンダに出会い、あとインコやイルカに出会う…
んですけど
日本語版だと中国のおじさんやアメリカのインディアンなどになってる。
ええええー?????
と、ちょっとだけ調べてみましたらね
もともと人間の方だったんだけど、ほらむかしむかしに書かれたものだし
なんか人種差別的なことが問題になったみたいで原文が書き替えられたんだそうです。
原文は変わったけど日本語の訳はあえて直していないということね?
へぇー
そうなのか。
動物になると、なんだかディズニー映画か゚カンフー・パンダみたいだわ。
(作者はどんな思いで書き換えたんでしょうね。いやいや感が伝わってくるのは気のせいでしょうか)
ともあれ。
これだけおもしろいエピソードが次々に湧いて出る(かどうかしりませんが)作者みたいな人だったら
きっと
子どもの「おはなししてして攻撃」もやすやすと楽しんで乗り切ったでしょうねぇ
…… と、ちょっと...いやかなり...うらやましくなりました。
原文で読むとリズムもあるしユーモラスだしとっても面白い。
せっかく学校で英語習う国の人なんだからこれはぜひ英語で読もうよ〜^^
(それにしても… 電子本って、読みにくいわ。やっぱ、紙がいい)
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