とらおおかみ〜子どもらの心が生んだ物語 --- 川手鷹彦/著 地湧社 2010
先週美容院に行きましてん
この頃、ぼつぼつと白髪が気になりだして、年末くらいから髪を染めるようになったんですけども
そうすると今度は伸びてきたところが気になるでしょう
で、
「メッシュ」というものをしてもらうことにしたのはいいんだけど
なんだかずいぶん明るく(髪の色がね)なっちゃったわ……
わたしは美容室にはいつも本を持参してはがっつり読んでいるので
(だってただ座って2時間も過ごせるのって貴重じゃないですか〜♪)
「たいへん本好きの人」と認識されているらしく…
しかもこの頃お世話になっているこの美容室には雑誌以外に結構本が置いてあるので
(前にここで「君の膵臓を食べたい」を読んだっけね)
美容師さんたちとも、本の話や映画の話で結構盛り上がっています。
あんまり美容室で喋るタイプじゃなかったんだけどなわたし。
で、この日は
この「とらおおかみ」を持っていってました。
(読んじゃったのでお店にある「火花」をそのあと少し読んだ)
いい本だった!(あ、とらおおかみのこと)
著者の川手さんは、ゲーテアヌムで学んだ芸術治療教育家です。
この本に書かれているようなシュタイナー的、(シュタイナーの世界認識による)
こどもとおはなしのとらえかたは、大好き。
たくさんの示唆がありました。
たくさんあるんですけど
たとえば…
著者はこう言います
子どもが生まれるとき、天上にある物語がその子の魂と共に下りてくる。
「母親はそのあとも、子どもが天から運んでくれたたくさんの物語を読み取ります。
そしてこの『読み取り』の作業を《子育て》と呼ぶのではないでしょうか」
「《子育て》とは、大人が子どもに世の渡り方、人との接し方を教えることではありません。
子どもの心に耳傾けること、尋ねることだと思います。
生きることの知恵はすでに、子どもの内にあるのです。天から持ってきているのです。
その知恵はさまざまな色合いを示し、さまざまに姿を変え、そしてさまざまな響きを響かせます。
それがお話、物語です」
「……それらを母は聞きとって、やさしい言葉と語り口で子どもに返してあげるのです」
うわーなんかこれ、よくわかる気がする。
こういうことを漠然と感じて、こども(ちゅん2)と接してたようにも思う。
(まああんまり立派な親ではないので、人付き合いを教えたりしつけをしたり…なんってできなかったからかもしれないけどね)
ちっちゃいころ、ちゅん2もしきりにお話をねだって
とくに車に乗って移動しているときなんって、結構おはなしひねり出すのももう大変だったりしましたけど
そのときにこの言葉を知っていたらよかったなぁー
もっと気軽に、楽しんでお話をしてあげられたのかも。
「その物語はあなたが創ったようでいて、実は腕の中の子どもが教えてくれたのですから」
p174 W 下手でもよい、敬いと慈しみをもって語ろう!
という章にはこうありました
「物語のしつらえについて、三つ理想をお話してきました。
光と影に気を配ること。
聞き手の状態に応じた即興性。
そして子どもたちへの信頼。
三つの底に流れるのは、『敬いと感謝の気持ち』です。
ただの子どもたちではありません。私たちのような行き届かない大人のところをわざわざ選んできてくれたのです」
もう、バイブルになりそう。
この本との出会いを感謝します〜
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