Spook's : Alice (book12)--- Joseph Delaney, Red Fox Book, 2013
Spooksシリーズも12巻目になりました。
今回のは、アリスの魔界での冒険で、
Tomは全然出てこないし
(とはいえ、AliceがなんどもTomのことを思いだすので、名前は時折出てくるし、
Tomのことを思いながら自分を奮い立たせている様子がなんともかわいくいじらしいのであります)
にしては(しつこいですが、Tomが出てこないにしては、ってこと)
情景や描写はずいぶんグロテスク(血がいっぱい流れたり、気持ち悪い生き物が出てきたり…)なもんで
去年1/4くらい読んで、しばらく放置しておりましたのですが(結局前作から半年あいた)
まぁ気を取り直して手に取ったらやっぱり面白いのよね
なんでだろうね?
こんなグロいのにね?
AliceやTomが純粋だからかなー?
今回のこの話は、Aliceの回想部分がとても多くて、
(本の1/3くらい読んだら、つぎの1/2ほどのボリュームが回想シーンだったりする)
なんだか妙な感じの構成でしたが
このシリーズの特徴でもある、
もうだめだ!!!!って状況からの意表を突く怒涛の生還、っていうのが何度も楽しめました
もうだから、さすがに、
あーーーーーー!!!!!って読みながら絶望することがなくなったよ。
ある意味安心して読める。って不思議なホラーだわぁ
遠山の金さん的な?水戸黄門的な?
てこれ、ホラー??(ホラーって怖いのでほとんど読んだことないです)
なんだかよくわからないのよね
(そして今回は特に、思わせぶりな伏線たっぷり)
このシリーズも残すところあと2冊?
急がないで大事に読もう。
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