永遠の出口 --- 森絵都/著 集英社文庫 2006
そうそう、これを書くのを忘れていたわ。
先週、いつもの(月一の)「子どもの本を読む会」があって
そのお題がこの本でした
森絵都さんといえば、たくさんご著書がありますが
わたしは「カラフル」「リズム」「Dive!」と読んできた中で
これが一番好きかもしれない。
ひとりの女の子が主人公で
彼女が小学生〜大人になるまでを、1章づつの展開で追った短編集。
きっちり眉毛の上1センチの前髪だった女の子が
髪を染めてお酒を飲んで友達と外泊する中学時代
家族の危機や、高校時代の失恋やバイト…
最初はちょっと「ガールズ」な感じに入り込めなかったけど
だんだん面白くなってきて
この子の(っていうか著者のやね)独特の人を見る目の鋭さがなんともスリリングだし
同世代感にも共感できて楽しめました
解説を書かれているのが北上次郎さんって方ですが
「小野不由美の『十二国記』シリーズを第5部が出るまでしらなかった!」って悔しがっていらっしゃるのにも
また同感!!!
いやーまた十二国記読みたくなってきたわ。危険だー
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