2017年03月09日

"Under the Egg"


Under the Egg --- Laura Marx Fitzgerald, Puffin Books, 2014

たぶん小学校高学年〜中学生(日本だとね)あたりむけの本だと思うんだけど
(主人公のTheoは13歳)

こないだまでSarahシリーズを読んでいたでしょう
あれは少し昔の牧歌的なアメリカが舞台だったし
小学校低学年〜中学年向きだったろうし

この本は現代のニューヨークの子どもたちが主人公で、
同じ児童文学でもずいぶん違うわぁ 単語も、結構難しいものや今風の言い回しや
(そこそこ辞書引いた)

ミステリーというか、謎解きの要素もあって
おもしろかった!!

最後の方(18章の冒頭)でねぇ
もうここまででおわかりでしょうけど〜
ってあるんですけど

ああああ!!全然ひらめいてなかった!!!Σ( ̄ロ ̄lll)わたし!

結構高度なのであります(わたしがうかつであるともいうー)

Theoの家は昔からある豪邸(街にある一軒)なんだけどボロいの
おじいちゃんとお母さんと3人でつつましく暮らしていたんだけど
お母さんは心を壊して?引きこもってるし
Theoは街角で拾った服や靴を履いたり古い服をリフォームしたりしてなかなかクリエイティブに
懸命に暮らしてる

その、たった一人の頼りにしていたおじいちゃんの死からはじまる
Theoの行動力と謎解きもおもしろいけど(一人で背負っていて、切なくいじらしくもある)

結局すべてがうまく収まったラストになって
状況は何にも変わっていないのよね
でも

Theoは知り合いがたくさんでき
バイトも紹介してもらい(結局彼女がこの家の生計をたてていくのだ)
Bodhiっていう友達もでき

なにより…

おじいちゃんと自分は、あえて自分たちを孤立させて、暮らしてたんだゎ

って気づくところが

なんともいえずうれしいです

おもしろかったなー

ホロコーストが背景に描かれているお話だけど
「ミュージアム(美術館)もの」でもあり
ラファエロの絵や人物像がカギになって話が進んでいく。
ストーリーの面白さでいうと、松谷みよ子さんのおはなしよりはずっと、よくできてる。
(もちろん、意図も扱いも違いますけど!)


posted by しろくま at 08:54| Comment(0) | こどもの本
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