バリデーションへの誘い --- 都村尚子/著 CLC(全国コミュニティライフサポートセンター) 2014
かれこれ2年ほど「傾聴療法」を勉強しております
講義を聞いたり、workshopに参加したり…
で
この4月から実習を始めました
特別養護老人ホームで、認知症の方のお話を聞いています
(認知症の方と向き合うのが一番勉強になるって先生がおっしゃった…)
で
できません
聴けません
講義を聞いたり、WSに参加したりするのとは大違いでございます
いやね、ホメオパシーのセッションもしていたじゃないですか
何年か前ですけど
もちろん、「傾聴療法」の「傾聴」と
一般的な日本語の「傾聴」と
それからホメオパシーのセッションでの「お話を聞く」はずいぶん違うものだと考えてはいたけども
いやいやずいぶん違う、じゃなくって全くの別もんじゃないですか
かえって
ホメオパシーでの経験が邪魔になるっちゅーの
3回目に伺ったときは、20分くらいでもう帰ってくださいって(その方に)いわれて
(塩撒かれそうな感じやった)
これは(認知症の方とはいえ)大変ショックで……
で
機会があったときに先輩に相談したら
(その方は傾聴療法じゃない傾聴を教えている傾聴療法士の方なんだけども)←ややこし?
アドバイスもしてくださって、それから
この本を教えてもらいました
いやー
すごーーーく参考になりました!よかった!!
昨日4回目に伺いましたが
にこにこ楽しそうにたくさんお話してくださって
気がついたら1時間越えてて、終わらせるタイミングが難しかった。
傾聴療法、としては、どのくらいできたかはわからないけれども
ひとまず
受け入れていただいて、スムーズにお話していただけたのがうれしかったです
この本は「テクニックの紹介」だけではなくって
認知症の方を尊重し、理解する姿勢を示してくださるのが素晴らしいところです
「積極的傾聴」という概念はとても参考になりました
「感情にフォーカスする」というのは全く傾聴療法と同じです
それからテクニックの最後に紹介されている「行動とニーズ(欲求)を結び付ける/共感した感情を言語化する」というのは全く傾聴療法のやり方です
思うのは
「未解決の問題」は(認知症の方だけじゃなく)多かれ少なかれ誰もが抱えているわけだから
普通の対人関係、家族関係などにも大いに参考になると思います
この「バリデーション」の思想がもっと広まるといいなぁ
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