
自分の小さな「箱」から脱出する方法 --- アービンジャー・インスティチュート/著 金森重樹/監修 冨永星/訳 大和書房 2006
不思議なもんですが買ったのになぜか手が伸びない本ってあるもんです
実はこれ↓

がそうでしてん
で、この本は、「なんか似たようなタイトルの本あそこに(廊下の棚)にあったよな〜〜」
なんて思いながら
注文したのですが
こっちはすぐに食いついて面白くてあっという間に読んでしまった。
これってよくわかりませんが全く不思議なものです
(とはいえ白いほうの本が続編みたいだから、全く順当と言えばそうなのですが)
おもしろかった!!
そして
なるほど〜〜〜〜 の内容です
思えば
mindsetの説明とほぼ同じことを言っているのだと思うけど
なぜそのmindsetになるか(なぜっていうのはそうなった「いきさつ」じゃぁなくって、どのような状態にいると、っていうこと)ってことを
この本は説明してくれているなぁと思うし
そこからの脱出の仕方も
明快でございます
で
わたしも、結構箱に入っているよなぁ...
そして
オットもかなり入っているなぁ(まぁ社会に出てお仕事をしているとそうなりやすいとは思うけど)
これって
わたしが入っているから相手も入ってしまうってこともあるかもなぁ
って
ずいぶん反省いたしました
あはは
これではよく、意味が分かんないですよね
この本はストーリーが「新しく入社してこの『箱』の理論を説明される人」
が主人公なもんで
とってもわかりやすいのですが
その人が最初に教えられるのが
「人間は、相手が自分のことをどう感じているか察知して、それに対して反応する」
なんです
これ
思い当たる節ありあり
(で、無意識にまさか〜と思っていたけれどもやっぱりそうなんだわー)
自分があまりよい印象を持っていない人とはだいたいある一定のライン以上、仲良くはなれないものね。
で、
「こちらが相手に対して抱く感情は、何によって決まるのかというと、
こちらが相手に対して、箱の中にいるか外にいるか」
自分が箱の中にいる、ってことは
実は自分のことしか考えていない、ってことなのよね
で、起こるのは「自己正当化」
そしてそれに対して、現実(と思われるもの)も、自己正当化を強化する方向に向かう。
これの厄介なところはここですわ。
自分を正当化する方向で、厄介な問題だらけの現実を作り出してしまう。
「箱の中にいる限り、問題が必要だからね」
ほほー
この
箱の中にいる
っていうのが
fixed-mindset
じゃん!って私には思えるし
箱の外にいるっていう状態は
わりと
「人を好きになる能力」、
どんな人の中にもいいところを発見できる能力
に通じるものがあるなぁって思うんですけど
どうかしら。
詳しくは、どうぞ本書をお手に取りください
この理屈、理解しておいて損はないと思うんですけど。
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