The Spook's Destiny --- Joseph Delaney, Random House Children's Publishers, 2011
前作もそうでしたけど
のっけから問題炸裂!
最初から最後まで、これでもかと試練が続きそのたびに絶体絶命
(手に汗握るとはまさにこのことだわ)
「作者は(作中世界の)神」だと本当に痛感いたしましたです
とはいえこの巻は、あまりに都合よくというか簡単に現地の
(あ、今度は舞台はアイルランドです。マン島からボートで逃れてきたのね)
有力者の同盟者が現れて
TomはあちこちでひっかかってふらふらするからそうでもないんだけどSpookはほぼずっとその庇護とともにあり
(あまりにうまい話なので、わたしはこれはトラップじゃないかとずっと疑っていた)
でも
ほらこの、表紙にも(よくみると)なっているこの華美な剣
これと出会うエピソードのあたりなんて
ホントおもしろかったです
あと、OtherworldでアイルランドのヒーローCuchulainが闘う狂気の場面なんかも…
それにしても
Tomたちの「光の正義」の活動はどんどん「Dark/悪」と融合していくわねぇ
このあたり
西欧のミッションものにありがちな割と単純な「善と悪」「光と影」の構図を
どう変えて見せてくれるのかなんてのもちょっと期待できそうな気もします
トムももう、弟子になって何年目?
あと2年で独り立ち…って自覚も生まれてきましたね
つづきも楽しみ〜♪
suspendしていた2巻をこれで読んでしまった。
また2巻注文。これが8巻目。いったい、何冊あるんだろう〜
のんびり読まなくっちゃ他に差し支えるわ
(booklogにこの本なかった…)
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