星の牧場 --- 庄野英二/作 理論社 2003
(初出は1963年らしい。あら。私の生まれる前)
映画にもなっているのねぇ(でもあえて見たくない気が)
美しくって幻想的なお話。
でも
最初からひと刷毛はいたように哀しい調子がずっとある。
戦争に行って
大切な馬をなくして
記憶もなくして
帰ってきた人が主人公だから
お話は最初から最後まで淡々と美しいのだけど
いつ主人公の体験したことが語られるのだろうって思いながら読んでいたら
どきどきしました
(結局最後までそういう話にはならないのでありました)
だからこれは
ちょっとこわい物語。
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