2015年03月06日

子どもをはぐくむことのできる唯一の武器は、優れた文学である


昨日ですが
吹田の中央図書館で、田中泰子さん(「カスチョールの会」主宰)の講演会があったので
参加してきました

もう長年ロシア文学教育に携わっていらっしゃる方で
ロシアの著名人の知己も多くいらして
お父様は「トムは真夜中の庭で」の翻訳者の高杉一郎さんだそうです
(文学者一家ね)

朗々と声の通る、ロシアの民族衣装(男性用かも)をお召しになった
白髪の見事な方でした

聴衆は30人ほど、平均年齢は60代半ば?
わたしはロシア文学はあまり知らなくて、
「戦争と平和」を小学生のころに読んで辟易して以来挫折してるし
(でも小さいころから「石の花」の世界は大好きだったな)
あとは民話を読んだことがあるくらい(たぶん)だけど
「イワンのばか」に感激したのはやっと去年)

会場にたぶんそんな初心者は私くらいで
みなさんずいぶんなツワモノ揃いという印象でございました

「子どもをはぐくむことができる唯一の武器は、優れた文学である」
というのは
ゴーリキーの言葉だそうです

ロシアでどれだけ(昔も、今も)「文学」が大切にされているか
ってことを
話してくださいました

去年の夏ロシアに初めて行ったときに
「ソヴィエト時代はよかった…」って言ってる(らしい)おばあさま方をたくさん見ましたが
(福祉が手厚かったらしいのね)

田中先生も
見知らぬ人でも、おとっつぁん、おっかさん、娘よ、息子よ
と呼んで
他人と悲しみを共有する、
困っている人に何とか寄り添おうとする温かいロシアの人たちの姿が
ソヴィエト崩壊と同時に見られなくなった、とおっしゃいました


「優れた文学作品は人を考え込ませる」
「子どもたちが(読むことで)いろいろと疑問を持ち、
(それにすぐ答えを与えられるのではなく、)
長く疑問を持ち続けることは非常に大事なこと」

これは、ユーリ・コヴァーリの言葉として紹介されました

先生が何度もおっしゃったのは
文学に大切なのは

余韻

それから
考え込むこと

「わらべうた、あそびうたを山のように振りかけなさい
(いい)お話をたくさん聞かせなさい
ふりつもっていく
疑問がどんどん出てくる
そしてあるとき、ふと何かがわかる
それまでたまっていたものは、その子の人生の糧となる
いいものをためなさい
文学ももちろん、映画も演劇も音楽も
感想文なんてかかせなくていいのよ」


ロシアの生活の話などもしてくださって
たいへんおもしろかったです

そして
わたしは今ストーリーテリングの会で勉強させてもらってて、
今月また(年2回の)おはなし会(発表会)をするのだけれども

あーやっぱり、少しはお役に立つのかも って
元気が湧いてきましたよ
細々とでも
続けていくことが大切だね


カスチョールの会の会報を数冊求めて帰りました
すごーく
読みでがあります!


それから
吹田の中央図書館、小さくて古いけど
とってもすてきな図書館でした。いいなぁ 気に入っちゃった。



posted by しろくま at 20:00| Comment(0) | 日々雑感
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