
友の会で震災復興支援活動として
新学期を前にスクールバッグを作って送っています
縫うのは別の方がしてくださって
わたしは刺繍を…
ライオンと一緒にきっとがんばれるよ!という思いを込めて^^
(裏の名札の横にはりんごも刺繍しておきました)
さて
この頃書き溜めていた、心に残った記事(など)をご紹介します
★2月14日(土)朝日新聞土曜版beより
石飛幸三さん(医師)
外科医から特養ホームの常勤医師に転身
「平穏死」というのを提唱・実践されているそうです
「私は芦花ホームにくるまで、死ぬのが怖くて仕方なかった。
病院の外科医だったころ、患者の死は敗北だったからです。
寿命が来て自然に死ぬのがこれほど安らかだったとは…
医学部でも教わらないし、病院で見たこともなかった」
あぁ、やっぱりそうなんだ…
この本を思い出しました。
「老衰は病気ではありません。
医療を押しつけず、静かに見送るというもう一つの面を勉強して初めて、
医療は完成するのだと思います」
老衰も。人生の終わりもそしてはじまりも
誕生もそうだよね。病院で、が多いけど、病気ではない
★1月20日 朝日新聞(朝刊)
弱さの強さ〜成熟社会を考える(5) 敗者の想像力
と題された記事です
「バンクーバーの朝日」という、その時公開していた野球の映画を取り上げて
そこに見る「敗者の想像力」について書いていらっしゃいました
その中に
東京外大・大学院教授 伊勢崎賢治さん(57)の話 として
アフガニスタンの武装解除交渉で、
「助けとなったのが日本への共感と憲法9条だった」
わたしたちが認識している以上に、原爆の被害にあった日本、
そこから復興した日本、
というのが共感を持ってかの地の人たちに受け止められているのだなぁ
それから
文芸評論家の加藤典洋さん(66)
「負けをしっかりと受け止める。
間違いはしっかりと謝罪する。
つまり弱さを避けない。
そのことが本当に強いということ。
そこから敗者の誇りも想像力もやってくる」
そういえばこの記事にはありませんでしたが
先月亡くなった元ドイツの大統領ヴァイツゼッカー氏の言葉も
すごく心に響きましたっけ
わすれてはいけないね
「過去に目を閉ざす者は、未来に対しても盲目となる」
次は新聞記事ではありませんが
★ブログ「森の声」の篠秀夫さん
お会いしたことはないのですけど、先日ワークのVTRを拝見しまして
ちょっとしたワークを参加者とされながら
「早く」は体の反応でできるけれども
「『ゆっくり』には内的な作業が必要」
とおっしゃるのにすごーーーくうなずけました。ほおーーーー
このごろ(TVとか特にお笑いなんか見てても、それに影響を受けてる子どもたちなんかを見てても)
条件反射的な速さ、ばかり注目され発達してて
「ゆっくり」の力が軽視されているような気がするの。
そう思うのはまぁ、
わたしが「粘液質多め」なtemperamentなせいもあるのでしょうけども…
でも内的な強さ(っていうか「確かさ」っていうほうが私にはしっくりくるな)も、
育てなければいけないのだ。きっと。
で、もうひとつ、篠さんのある日のblogです
★「生きる意欲を育てる」
「実は、幼い子供の育ちに必要なことはそんなに多くないのです。
子どもとのかかわりでいえば、
『生まれてきて良かった』『自分が生まれてきた世界は素晴らしい』ということを伝えることができたら、
それだけでいいのです。
そのためには、子どもと一緒に楽しく暮らしていればいいのです。
それだけのことです。
(中略)
『そんな子育てでは他の子に追いつけなくなってしまう』『競争に負けてしまう』と思うかもしれませんが、
そのように育った子は、親があれこれ考えなくても、
自分の成長に必要なことは自分で見つけ、自分で学んでいく能力が育っているので、大丈夫なんです」
あーこれ本当に共感します
そして
ちゅん2が小さい頃は、単純にそう思えて暮らしてきたけど
思春期になって中学生になって周りがだんだん複雑になっていってややもすると忘れそうになるけど
やっぱりそうだよなぁって
改めて読んでそう思いました
そして…
ちゅん2がふと見せる生きる力のようなものは
やっぱり
「自分はこの世の中に受け入れられている」的な実感から人生に対する信頼感から
彼が自分で見つけているものなのかも。
(でもややもするとぶれそうになる母です)
そうそう、先日TVを見ていたら
★奇譚クラブ っていう小さな会社の社長さんが紹介されていました
「ガチャ」…100円とか入れて回すと小さいおもちゃが出てくるあれ、
の中に入っている
フィギュアなどを作っている会社だそうです
この業界、大手もあるそうなんですが、この方の会社は機動力のある面白い小さい会社。
大手がそのアイディアを真似て二匹目のドジョウ的な商品を次々に作るほどなのだとか。
こんなことをおっしゃっていましたよ
「売り上げを主軸にしちゃうと楽しくなくなっちゃう」
「楽しくやるのがぼくらの使命」
「楽しくなければいいものができない」