
海の図 --- 灰谷健次郎/著 新潮文庫 1991
長い小説でした〜でも
面白くてすぐに読んだ。
舞台は関西の(多分淡路島の近くの)架空の島?
高校3年生の壮吉が主人公。漁師の息子で、3年になってから学校に行かず、
亡くなった父の仕事に疑問を持ち調べている。
男気があって知的で(幼いけど)老人子どもに優しくて魅力的な主人公。
著者のいろんな問題意識がそこここから立ちのぼるというか
灰谷文学はすごいひさしぶり。
たぶんだけど10代前半に「太陽の子」とか「兎の目」とか読んで以来かも。ということは35年ぶりとか?
まーオソロシ〜
(あ、「ろくべえまってろよ」は絵本なのでたまに読みます)
面白いんだけども
読んでるとどうも窮屈な気持ちになるのは
なぜかなぁ
高校生たちが妙に潔癖で、毅然としていて、理路整然としゃべるからかなぁ
胆汁的でストライクゾーンの狭い人ばかりが出てくるからかなぁ
著者はとがった繊細な感覚と独自の正義感とガスのようなエネルギーを持ってて
それであまり鷹揚な人ではなかったんだろうなぁ
と
いう気がどうしてもしてしまう
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