2014年07月15日

「夏の庭」


夏の庭 --- 湯本香樹実/作 新潮文庫 1994


わーーーおもしろかったなーーーー 今期一番かも。


小学校6年生の3人の男の子とひとりぐらしのおじいさんのふしぎな…そしてとてもあったかい…交流

がストーリーの中心なんですけど

この男の子たちがまたきわどくて素敵でねぇ。
彼らを取り巻く家庭や社会もイマドキでねぇ。
おじいさんはじつは北海道の田舎出身でねぇ。
(これはそう、重要なプロットでもないんだけどわたしが道産子なもので特筆( ̄w ̄))

読んでたらどんどんうれしくなってきてねー

でも
でぶの山下くんが包丁を研いでるシーンなんて
わたし
泣けました

子どもたちが庭でホースで水をまいて虹が現れるシーンでは
「光はもともとあったのに、その色は隠れていたのだ。たぶん、この世界には隠れているもの、見えないものがいっぱいあるんだろう」


そうそう
主人公の男の子が読んでる本ってことで
「かかし」が出てきたよ♪


全編を通して「死」がすぐ近くにうずくまっているかんじ。
この子たちは6年生だけど
だれもが6年生とは限らないだろうけど
だれしもさ。大きくなる中で「死」が妙にリアルに近くにいる時期ってないですか?
(わたしは、幼稚園くらいのときだったかも)



すっごい。このひと(作者)、うまいし、繊細だし、自然。
この本読んだ後だったら
これとかがなんだか作りものっぽく思えてしまう


posted by しろくま at 19:13| Comment(0) | こんなん読みました^^
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