2024年11月26日

ペトロスキー博士講演会

petroski_small.jpg

トミオ・ペトロスキー博士
科学者でお話の上手な方ってレアじゃないのかしら(それか案外いらっしゃるのかしらー)

工学
物理学
数学
の基本的態度の違い。

力学
熱力学
の世界観の違い。

チラシの講演テーマは「科学」っぽいんですけど
よく読むと
「物質と生命、人間の複雑な関係を科学の視点から」
っていうことで

とーってもおもしろかったです

って、小学生みたいな感想ですが(いえ小学生ごめんなさい)

でもね。

科学的 って一口に言っても
複数のものの見方、態度、世界観があるし
観ているものも違うし
得意不得意もあるし

いかに客観的に事実であっても、その「社会のもつ通念になじまない」事実は
社会的に受け入れられない つまり 黙殺される
ということをあらためて認識いたしました
事実は事実として広まるわけではないということです

広まっていることが事実ということでもないわけです
よ(よくあるけどさ)

人間ってそういう生きもの



遠かったけど五条まで運転してよかったな〜
行く道筋もなかなかの景色でした
帰り、一言主神社に寄りたかったけど道を間違えたので断念

またいつか。
posted by しろくま at 21:19| Comment(0) | 日々雑感

「動物界 Le Règne Animal」



動物界Le Règne Animal --- トマ・カイエ/監督 NORD-OUEST FILMS 2023 フランス




もう観てから2週間も経ってしまったー!
すごい映画でした。

人間が動物に変異していくという奇病が発生した、という設定のフランスが舞台。
まぁだれも、マスクとかしてないけどね(日本ならするやろなぁ)

両親と息子、3人の家族でまずお母さんが発症、入院、隔離病棟への移送中に車両が事故、乗せられていた患者たちが森に放たれる。
そして息子にも発症の兆候が・・・

っていう物語なのですが

この架空の設定がとても暗示的で
わたしたちの存在の深いところにかかわるもので
いろいろ考えてしまったな

主人公の少年エミールもすてきだし
お父さん(フランソワ)役の俳優さん(ロマン・デュリス)の演技の素晴らしいこと!!

最後のシーンなんてもうすごかったです
行け。生きろ
っていうのよね
字幕とセリフとはすこーし違ってたけどさ(印象深くて覚えてたのに忘れてしまった)
それもまたよしです

おすすめです!


映画のホームページに載ってた、エミール役の青年
(ポール・キルシェ)のインタビューも素晴らしいので
よかったらご覧ください

posted by しろくま at 16:04| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2024年11月15日

お馬に伝わってる

IMG_2024-11-15-181428.jpeg
この頃、馬の話題ないやんーって、思ってます?
乗ってるし(いや、むしろ乗せてもらってる)、自分なりの発見もいろいろあるんですけども
(さぼってる?)

ところで、今日クラブに行きましたら
↑この子がおりました

ウマオイ!

実は、ウマオイとクツワムシのどっちやろ???
ってわかんなくてググりました
ウマオイでしたが(クツワムシは足が茶色いらしいです)
どっちにしても
馬の洗い場にいるとウケるわ(〃ω〃) 馬・・・轡・・・

この名前、てっきり馬面だから?と思っておりましたが(バッタ類は大抵こんな顔やけどさ)
wikiさんによりますと
「鳴き声が、馬子が馬を追う声のように聞こえることから名づけられた」
んだそうです。ん??すいっちょん??・・舌鼓・・??

ともあれ、つまり、馬が今よりずっと身近だった時代があったのだわぁ。(トオイメ)


ところで
今日お世話になった子(馬)はSちゃんでしてん
いっつもは
わー苦手〜あせあせ(飛び散る汗)
ってそういえば思って乗ってるんですけど

今日はね
乗る前の手入れをしていたら
わーーーなんておとなしい子なんだろうーーーー
って(よそで荒ぶる子が続いたもんですから余計にそう思った)
感動しまして
わーだいすきハート️って思いながら
そういえば乗せてもらいましたらば

その効果だけではないにしても(先生Sちゃんの指導もよかった!)

なんかよかったわ。楽しかった。



なんで、わたしは心を入れ替えました。

これからは
どんなに荒ぶる(蹴ったり噛んだり・・・)お方であろうと
騎乗前の手入れの間に、その子のいいところを1個でも見つけて!
そして褒めちぎって!
スキーハート️ってなってから
乗ろう。



いやー人間だって一緒なのに
馬やったらなおのこと、人間よりよっぽど敏感なのに。


馬の前では心拍をコントロールしよう!と思ってこの頃やってみてたけど
そやって頭で考えて何かしようとするよりも
こっちの方が素敵で結局効果的な気もするね
手(チョキ)
posted by しろくま at 18:29| Comment(0) | 馬とわたし

2024年11月12日

「2度目のはなればなれ The Great Escaper」



2度目のはなればなれ The Great Escaper --- Pathé movies 2023 イギリス

今日見てきました!

海沿いの老人ホームで暮らす、90近い高齢のご夫婦の話なんだけど
夫(バーニー)の方が第2時世界大戦のノルマンディー上陸作戦に従軍していたことが
彼の回想の中でわかってきて
奥さん(レネ)の方は軍需工場みたいなところで働きながら彼の帰りを待っていて
それが最初のはなればなれ

で、ストーリーはこの夫婦の2回目のはなればなれなんですが

ドーバー海峡の対岸(フランス)で行われる
D-day(ノルマンディー作戦の日) 70周年記念式典にバーニーが何と一人で出かけていき・・・


この役者さん(マイケル・ケイン)が、(この映画を最後に引退されてそうなんですが)
なんかわたしの父に似ていて
いやーそれだけでもうなんかすっかり入り込んでしまった

この式典周辺に集まった人たちは

この戦争の時の記憶を
ずっと
70年も
(誰にも話せず)
心に持ち続けて生きてきたんだなぁって


心に迫るシーンがたくさんあった
いやー見に行ってよかったな
いい映画でした
posted by しろくま at 20:57| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「色の暗号」

IMG_2024-11-12-202001.jpeg
色の暗号 --- 泉智子/著 だいわ文庫 2016

口絵のところにいろんな色のプレゼントの箱みたいな絵が並んでいて
包装紙とリボンの色が全部違うんですけど
もし自分が無色の世界に行くとしたらどれを持っていきたいかって
選ぶんですけど

これが
自分が持って生まれた先天的な特徴を表す色

育った環境や積み上げてきた経験から形成された、後天的に得た特徴・人格を表す色

の2色なんだそうですのよ

読んでみたらオーラソーマがベースの本だったんですけどもね。



わたし先天的な特徴の色は紫だったんですけど

え?そうなの?
って意外な感じを受けましたが

でも本文を読んでみると

んんー そうかもなぁ・・・・
(っていうよりは、他のどの色もあんまり当てはまらなくて、強いて言えばこれかも、っていうか)

ただ
7色使っている割には、独自の色相環が6色で構成されてて
一般的な色相環(も、色々あるみたいですが)と補色が若干違うんですけど
これはなんでなのかしら


ともあれ
二つのカラーとも7色あるので
読んでるだけで
あー世の中にはいろんな人がいるけどそれって無理ないよねぇ
って思うのでした

だし
色の持つ特徴も、ポジティブな面とネガティブ寄りの面があって
どっちが出ているかって人にもその時のコンディションにもよるんだもんね

色々おもしろい本でした

そうそうそれから

わたしもそろそろお年頃というか気になるシワの話
「ピンク・ブリージング」のことが紹介されていますが
リンダ・クラーク著「カラー・ブリージング」ですが、そうそうこの本昔に読んだんだったー)

もう20年くらい前ですが
おさかなやでこんなことを書いたことがあります

思い出したー
若かったなぁー

好きなものは変わっていないのであります







いそいそとこの本を本棚にしまいに行ったら
これ
IMG_4140.jpeg
を見つけてしまったんですけど・・・そういえば、オーラソーマやってみたことが昔あったわ・・・
(並べて置いておきました)
posted by しろくま at 20:35| Comment(0) | こんなん読みました^^

2024年11月07日

馬は分かってるけどめんどくさいのでやらない(とのこと)

IMG_2024-11-07-175832.jpeg

この記事
「馬は我々が考えているよりはるかに賢い。だが面倒くさいのであまり深く考えず行動する」


イギリスの大学での研究だそうですが
(馬の国イギリスらしい!!)

めっちゃおもしろい



餌がもらえる実験
ルールがわかってるのに適当にやっても何しかもらえるから適当にやってる
でも
急にペナルティが科されるようになるとそれは困るわって
みんないきなりちゃんとやりだす


めっちゃわかるわー・・・わたし馬だわ。



あと、前頭前野がないにもかかわらず、脳の他の部分でこれをやっているということになり
興味深いねー
posted by しろくま at 17:52| Comment(0) | 馬とわたし

「竜鏡の占人」

IMG_2024-11-07-172329.jpeg
竜鏡の占人〜リオランの鏡 --- 乾石智子/著 角川文庫 2019

最初主人公(たち)が出てきた時は
魅力なくてつまんなかったのですけど

こうやって成長していく様子は
こっちの作品の方がYAと呼んでよいのでは(わたしの好みってことですけど)

この方の物語はやっぱりどこか詰めが甘いところがあるといいますか
ファンタジーにこそしっかりあってほしいリアリティが若干物足りない気がするといいますか
例えばさ
これどの国も言葉みんな一緒なんかい!(違うみたいな設定なんだけどなぁ)とかって
突っ込みたくなることも結構ありますのですが

でも面白かったなぁ

あとこの本の表紙の絵は内容と違うと思う
(どうにかしてほしいです)


いつも一貫しているのは
人は闇を抱く
ってところですね
オーリエラントシリーズではそれが魔力の源泉にもなり


楽しみました
この頃この人の本ばっかり読んでる。


posted by しろくま at 17:32| Comment(0) | こんなん読みました^^