
三角寛サンカ選集 第1巻 山窩物語 --- 現代書館 2000
2000年になってこのシリーズ(全15巻らしい)が出てるなんて驚きだわ。
図書館で、まず1巻と思って借りてきたんですけど
本書のほとんどは
先日の「山窩物語」を収録してあってですね
(そういえばタイトルも同じだわ)
皆さまお気をつけください(ってこんなうっかりはわたしだけかも)
なんで(なので)
付け加えられた数章だけを読みました。
前に読んだのと似た内容が細部異なって書かれているものもあり
どっちなんやーと若干辟易するところも。(要は学術的ではないのだ)
でもね。
サンカの人々と「ルンペンさん」(とこの本では。)とは違うんですよ
ただ家がない人たち、ではないんですよ
的なことを書いているところがあり
「山窩は詩の生活者である。
その全部が詩だといっていい。
(中略)
絵のようにわたしの目の底に残っている」
っていうくだりは
あぁサンカの人たちのことが好きだったんだなぁと心に残ったところでした。
流石にあと14冊は読む気がしないのでした(しかも書庫だし)