2024年01月26日
「ふわりん」
ふわりん --- カルメン・クルツ/作 オディール・クルツ/絵 徳間書店 1998
スペインの作家によるおはなし。
「ふわりん」っていうのは(主人公)生まれなかった子どものことで
この訳語がわたし的にはちょっと物足りなく(もう一音節ほしい感じ。。ふわりぼんとか??♪(´ε` ))
でも
お話はとても面白い。
っていうか
なかなかに深い
たくさんいるふわりんたちには、名前がなく
(でもつけられるはずだった名前とかも知ったりする)
生まれかわりもせず(カトリックだから?)
なかなかに切ない
でも
目に見えないけどたくさんのものたちに守られている
っていう
子どもたちばかりでなく大人も
元気づけてくれるお話しだなぁと思う
生まれなかった「ある」ふわりんが自分の両親の元を訪ね
そこには体の不自由な弟がいて・・・
なんですが
今の!わたしに1番響いたのは
この弟がふわりんといっしょに
恐怖を乗り越えていくところ
だなぁ
ふわりんの道中にも
いろんな人たちが出てきて
クルツの知的な観察眼を感じます
イラストは、息子さんだそうです
面白かった!
posted by しろくま at 09:37| Comment(0)
| こどもの本
2024年01月22日
馬は優しい
(これは今日の写真じゃないのですが)
今日乗馬のレッスンに行って、心が疲れてしまって
人と話しても気持ちは晴れなくて
お馬のMちゃんのところに行って悲しいなーってじっとしてたら
いつもはクールなMちゃんがやってきて慰めてくれた。
顔をくっつけて静かに一緒にいてくれた。
お馬は、優しい。美しくて、強くて、優美で、優しい。
ありがとう Mちゃん
天性のヒーラーやね
その後、
車をディーラーさんに持って行ってしばらく担当のSさんとおしゃべり。
こういう他愛もないおしゃべりってすごい効果ある。
悩むのは真剣にやっているからよねって
思えて気持ちが軽くなったのは
MちゃんとSさんのおかげだなぁ
家に帰ってきてNHK BSでやってた牧野富太郎と南方熊楠の番組「ワイルドライフ」
なんとはなしにつけていたらきのこやら粘菌やらの映像の
なんとなんと美しいこと(そもそもきのこ粘菌ファンなのですが)
心がしんどい時って視野が狭くなってるのよね。
目を上げれば
世界は本当に美しいもので溢れてるって気がつくのにね。
今日はなかなかいい日だったんやなぁ
posted by しろくま at 20:38| Comment(0)
| 馬とわたし
2024年01月20日
股関節と肩関節の関係
(↑時折おはなし会:絵本の読み聞かせ に行っている、そしてちゅん2もお世話になった保育所のアイドル)
今日は(っていうかもう昨日か)、近場の乗馬クラブにビジター乗馬に行ってきましたー。
行ってみて知った
障害(ジャンプ)系のクラブだったー
ということで
障害鞍を借りて
ガッツリ部班した(しかも急遽連続2鞍に←普段しないのに)
そうそう部班で「速歩から駈歩」難しかった
でも面白かったなぁ(障害の練習はしてないけど)
今は馬がまだ怖いから(特に初めてのお馬さんは膝が震える〜)
スピードも出せないし
障害なんてとてもとても・・・という感じですがでも
いつかはしてみたいのよねー
(還暦になる前には!)っていうか大体、お若い頃障害バンバン飛んでたような方も
年齢とともに馬場の奥深さに・・・みたいなことを聞いたこともあるんですけども。
間に合うのかわたし!
今のクラブでは障害の練習できそうにないから、
ここに通うってのも一つの手だわ。
ということで急に話は変わるのですけど
えと、今日の発見はですね。
先ほどお風呂に入っていた時に訪れました
湯船の中で(暇だから)BodyTalkの相互部位やってたんですけど
は〜い次、肩の前と鼠蹊部〜〜
って
ふと
え???
肩関節の前側と鼠蹊部は相互部位。
お互いを癒す情報をお互いが持ってる。
ということはとても関係の深いペア。
わたし
乗馬で(特に怖いとき)
肩が丸くなって股関節が縮まる。
あらー
相互部位だわ
って思ったのでありました(ってか気づくの遅くない?)
なんかこれ、活かせそうな気がするな。
寝よ。
posted by しろくま at 02:00| Comment(0)
| 馬とわたし
2024年01月18日
「鼻」
鼻 --- 芥川龍之介/著 青空文庫(初出は1916)
小さい頃に読んだ(今思えば子ども用にリライトしたもの)記憶があって
そのときのおはなしは
禅智内供の鼻を蓋の穴からお湯につけてふやかして人に踏んでもらって
すると毛穴から白い虫がにょろにょろと出てくるというもの
もう印象が強烈で(ですよねー)
一度、ちゃんと読んでみたいと思っていた
(ら、この年になった)
原文を読んだら虫ではなくて脂だったけれど
それよりも
人間の小ささと心の細かい機微をユーモラスに描いていて
まるで
夢が覚めてああよかったと思うような
夢といえば
今映画「インセプション」をamazon primeで観ているのですけど
観ているというのは、もう体力がなくて一気に見れないのよねー
(家で何日かかけて観るつもり)
今ちょうど半分
面白いような回りくどいような
劇中
潜在意識で思ったことは実現しちゃってコントロールできない
みたいなことをいうところがあって
なんかこの、年明けから繰り返しきているメッセージ。また書きます。そのうち。
さすがの芥川龍之介、青空文庫は無料なので一度どうぞ!
それはそうと、この作品自体もアルイミ今昔物語のリライトなのかしら
今昔物語もちゃんと読んでみたい。
posted by しろくま at 20:09| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2024年01月16日
フレームシフト
1月14日の日経新聞に載った、福岡ハカセの寄稿文です
(クリックでちょっとだけ拡大するかも)
読まれました??
すごくない?
これ話題にならないといけないと思います
m-RNAワクチンがなぜ(今の時点で)とんでもなく危険なのか
ハカセ、D.N.A会長のセリフとか持ち出して
意図的にちょっとわかりにくく書かれたんじゃない?
posted by しろくま at 19:53| Comment(0)
| 新聞より
「12歳までの読み聞かせが子どもの『地頭』をつくる!」
12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる! --- ランディー由紀子/著 WAVE出版 2015
こっちの本と一緒に、先月買いまして、
わたしも相当な本好きなもんで、
それと20年近く前の、ちゅん2への読み聞かせ(っていうかなぁ?)も思い出しながら
興味深く読みました。
ちびっこちゅん2との絵本ライフは、今思っても幸せしかないわ
絵本なしのおはなしも、(テキトーなのも)いっぱいしたっけなぁ...( = =)
まぁわたしには地頭をよくしようみたいな意識はちっともなくて
単に自分がお話が好きだからだったのですが
とはいえ、小さい子ののーみそというか意識というかはほんとうに
すごい可塑性を持っているのはひしひしと感じていましたから
そこに入力する(親としてどうしても入力してしまう)言葉やイメージには
わたしも相当(できるかぎり)気を配っていたのは覚えています
由紀子さんもこの本の中で
そういうことを何度もおっしゃっている気がしました
p110に
「私がこうしたしつけに厳しかったのは、他者をリスペクトし、誰からでも学べる姿勢を身につけることが重要だと考えていたからです」
とありますけど
由紀子さんはこれを意図的にされたのね。ほほぅ。
うちのちゅん2はほんとにこんな人に育ったのですが(いや、たぶん)
それはわたしが意図的にしたことではなくって
以前のおさかなやにも書きましたが(8年くらい前なんだなぁ〜)
このときは自分のすごい小ささに気づかされたとともに
ちゅん2が素敵に育ってくれてうれしいなぁと思ったのを今でもたまに思い出す。
この本の後のほうに、「ほめ方のコツ」っていうセクションもあります
(ほめ方といえばわたしはやっぱり野口晴哉氏のが心に残っているのと
この本もよかったなぁ
この自分の↑ブログをひっさしぶりに今読み返してみたら、
「最良の母親とは、まぁまぁの母親である」ってのも心に響くなぁ〜)
ともあれ
読み聞かせのhow-to本とは一味も二味も違うので
タイトルに騙されて(?)知育のつもりで手を出した人にも
きっぱりと説得力のある由紀子節が届いて
いいかも〜〜^^
posted by しろくま at 19:27| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2024年01月10日
「龍の笛」
龍の笛〜犀星童話集〜 --- 室生犀星/著 室生洲々子/編 龜鳴屋 2023
編者は犀星のお孫さんだそうです。
編者のあとがきに、
「恵まれない境遇にあった祖父は、犀川にやってくる鳥や虫、魚を遊び相手に、川縁に咲く草花を友として育った」
とあり
そう思うとこの童話の世界は美しくもありたいへん切なくもある。
でもそういえば
昔の、明治、大正あたりの童話って
物悲しかったり辛かったり、あるよねぇ。小川未明とかさ。
いやアンデルセンだって。
子どもの生活の中に不条理さが今よりもずっと浸透していたり
死がもっと近かったりした時代
に書かれたものだからかなぁ
けど、だったら余計、子どもたちをもっと力づけたり楽しませるようなお話を読んであげたい気持ちになる
でも
わたしの心の中にも、子どもの頃に読んだ切なくて物悲しい童話の世界がくっきりと
残っているものなぁ
その子に必要なものはその子によっていろいろなのでしょうね
大人が勝手にこれとか言えないんだわ(そういえば昔、児童文学こうあるべしみたいな論争・批判がありましたけども)
この本は装丁も美しくて
(本文の文字が緋色だったり)
冬の夜ストーブに当たりながら読むのは至福なのであります
(利口な子ねこがいつ戻ってきたのだけが何度読んでもわからない)
posted by しろくま at 17:23| Comment(0)
| こんなん読みました^^
「わたしは地下鉄です」
わたしは地下鉄です--- キム・ヒョウン/文/絵 万木森 玲/訳 岩崎書店 2023
今日久しぶりに本屋さんの絵本コーナーに行きまして
うれしくて( ^ω^ )
何冊か買ってきた中の1冊。
声に出して読んだら13分かかります
舞台はソウルの地下鉄で
(地下鉄2号線らしい)
以前乗ったっけかなぁ!?(以前ってもう35年も前やわ)
この本のストーリーは
地下鉄さんと
順に焦点の当たる乗客1人ずつの独白が交互になっていて
読んでいると
演劇を観ているような気持ちになる
絵もとても素敵です
子どもと一緒に読んでもいいだろうけど
1人で読むのもとてもいいな
大学の卒業旅行で訪れた韓国は
バスに乗っても、地下鉄に乗っても(でもソウルは違ったかもなぁ)
目の前で立っている人の荷物を膝に受け取るのが慣習みたいだったなぁ
無言で突き出されたカバンにびっくりしたっけ。。
今でもそうなのかなぁ
(もう違うかもなぁ)
posted by しろくま at 17:17| Comment(0)
| 絵本
2024年01月08日
「トウ リーディング」
トウ リーディング〜Toe Reading 足指から100%人生を読む --- KCミラー/著 ビオ・マガジン 2010
そうそう、この本をご紹介するのを忘れてました。
年末に読んだ本。
すごく面白かったので、手元におきたいと思って買お〜って探したら
Amazonで1万円越えだったので驚いたわー
(買いません)
運よく地元の図書館の蔵書にあったので、借りてきました
手相には人生があらわれると言いますけど
(で、特に予知的にあるいは未来を占うために使われますけれども)
トウ、つまり足の指には
これまでの人生や、今の生き方や、あるいは人生についての(大いなる存在からの??)メッセージなど・・・
が
[比喩・象徴として]
刻まれてっていうかあらわれてっていうか
あらわれているんだそうですのよ!!
その
足指の語るストーリーを聞いて読み解くのが
トウ・リーディングなんだそうですね
おおおおおもしろーーーーい
(↑コレ、時折発動します)
足は私たちの体の中で唯一
大地と接する場所。
私たちの存在の重みを、受け止めて常にバランスをとっている場所。
この本はトウ(足指)にフォーカスしているんだけども
足底全体:母趾・小趾球や土踏まずや踵にも、きっと何かしらはあらわれているんだろうなぁ。。
ということで
年末から自分の足指をまじまじ見ているわけですが
自分のは難しいなぁ
この本に載っている知識をある程度頭に入れた上で
感覚を総動員して静かに自分のtoesの声に耳を澄ます
ってのができたらいいかなぁ
ということでできるだけ、読み込んでいるところ。
posted by しろくま at 20:16| Comment(0)
| こんなん読みました^^
2024年01月05日
自分に○×をつけるのをやめよう
お正月にハンバーガー。これ美味しいのよね〜〜〜
レシピはKERより。
アメリカで、ひき肉を押しつぶしただけのハンバーグ、
スミマセン当時(40年前)ちょっとバカにしてたけどさ
作ってみたら本当に美味しかったのさ。まぁどっちも(玉ねぎやらパン粉やら入れて時間かけて作ったのも)好きだけど。(でも簡単なのってすごいいいよね!!!)
ところで
昨日は初乗りに行きまして
今日は実家帰ろうかなーと思いながら、息子が帰り、オットが仕事に行き、
久しぶりの1人の、予定も何もない貴重なお正月休み
なんでもできるやん!溜まってる本も読めるやん!なんなら
明日のフランス語の自習もできるやん!!
なーんて思いましたが
結果Youtube見ながらリビングで昼寝して起きたらちょっと頭痛すらしたという・・・
いやでもね。
これもできなかった、という後悔のベースになっている
これせなあかん、っていう意識がもう、狭いわけですよ。ちっちゃいわけですよ。
今日はなーんにもせず、いい日だった!!!!!!
って思いたい。思うことにしました。いや、ええわぁこれ
明日からは否が応でもスタートし始める日常に飲み込まれていく
そこでふと思い出したんだけども
ほらわたし、2019からずっと、馬が怖いじゃないですか
コア的には馬に乗ってる時に不意にイレギュラーな動きをされたり走り出されたりコントロールできなくなるのが怖いんですけど
そこから派生してやっぱ初めての馬に乗るとすごい怖いっていうか
体が固まるというか
それを克服したくていろんなとこに習いに行っても、そこで初めての馬に当たるわけで
毎回最初すごい緊張して固まるし
馬を引いていても初めての子は結構緊張するというかになっていて
(ほんまひどいもんですわ)
でも12月に由紀子さんとこに行ったときに
言われたんですよね
自分が上手くできないとか怖いとか
自分だけに集中しているから怖いんで
自分じゃなくてこの子(馬)がどう感じているかとか
どうしてあげればいいかとかに
集中していれば自分は出てこなくなる
みたいなことを指摘してもらって
おおー!たしかにー!!
って思ったんです
まぁそもそも怖いから自分に集中していくわけなんですけども
そこを逆手にとって
自分の内側に入っていく、集中をしていくのをやめればいいんじゃない??
っていうのを
さっき思い出しました
で、さらに
馬と関わらない日々の生活の中でも
自分に集中して自分のことばかり意識しがちじゃない?って気がついた
とはいえ
自他利他っていうのともちょっと違うっていうか
自分はちゃんとやってるのかって
まるで外から自分を監視しているような感じ
あ
これやめよう
コレが本年のresolution的な?ものかな〜
(それともちろんこれも!)
posted by しろくま at 17:57| Comment(0)
| 日々雑感