パリの空の下で、息子とぼくの3000日 3000jours, sous le ciel de Paris --- 辻仁成/著 マガジンハウス 2022
辻仁成さんが離婚されて息子さんと二人暮らしになってからの
ほぼ10年の日記の体裁です
おもしろかったよ!
わたしは「父ちゃん」でもないしパリ在住でもないし息子と二人暮らしでもないけど
なーんかこの息子さんに親近感を感じるのは
うちの息子と歳が近くて、一人っ子で、誕生日が近くて、そしてなんとなく
言うこととか似てるよのね。。
だからかも?
「フランスの子供たちはぬいぐるみとともに育つ。
ぬいぐるみを通して大人は子供に世界を教えるのだ。
うちの子はこのチャチャがパートナーだった」
うちの息子はくまの「くまぞう」がパートナーでした(そして今でもベッドの上にいるぞ)
この息子さんが素敵で
ラストどんどん感傷的になっていくけど辻さんの
お父さんぶりがいじらしくて(わたしより年上でいらっしゃいますが)
いろいろと応援したくなった!楽しく読了しました。
そうそう。それで若干感化されたというのか
今日は息子と2人で遅い昼ごはんに
(ハンバーガーを作ったんだけど)もう一手間、グラタン・ドフィノワを作って添えてみた。
(名前は大層に聞こえる?けどとても簡単なじゃがいも料理です。美味しい!)
食後、息子と並んで本を読んでたんだけど
彼は指輪物語の前編だか後編だかを、メモをとりながら読んでた。
(人物や設定をメモしながらファンタジー読むのはわたしにそっくりですわー。わたしは地図も描くことがあるけどさ)
そうそうこの本、装丁も素敵だと思いまーす