倫敦厩舎日記(ロンドン・ステイブル・ダイアリー) --- 小風さち/著 文藝春秋 1992
小風さちさんといえば。
絵本の方だとばかり(わにわにシリーズとか。ちいさいプロペラきとか。)
あとお父様が松居直さんだとか。(有名すぎる)
けどこういう本も書かれていたんですねぇ
しかも!
乗馬がテーマ。
お若い頃イギリスに10年ほど住んでいらしたらしくて
その時に乗馬を始められてからのエピソードが書かれた
エッセイですよね?
でも
小説としても読める。
面白かった。
このかたイギリスでは何をされていたんでしょうかねー?
まさかこのステイブルではレッスンを受けるお客であったんじゃないかと思うんですけど
バイトしてたの!?と思えるくらいの密着具合です
お年も20代と思われ
すごい上達ぶりにびっくりするー
そうなの。この頃、乗馬クラブでも
最近始めた方がもうすごくクラスが進んでいたり
いい感じで乗れているのをみたりすると
あーいいなぁって
ほんのりとほろ苦いあるいはちょっと胸が苦しいような気持ちになるわたしなのであります。
わたしはなかなか上達しないんだけどなぁ〜って
自分でもすごい!これが掴めた!ってうきうきするようなレッスン後の時も(たまーに)あるけど
今日なんかは
あーわたしまだこれができないんだなぁ・・・ってがっくりしたり
まぁね。とはいえそんな気持ちをゆっくり落ち着いて抱きしめてみれば
誰と比較することもないんだよねーって、わかるんだけど。
わたしはわたしなりの、楽しみ方をしたいんだもんねーー
さて
この本ではイギリス人の、馬好きぶりが楽しいんですが
著者が最初に買って、そしてずっと愛読された乗馬教本が
サリー・スウィフトの「センタード・ライディング」なのだそうです

イギリスでは、インストラクターの必読書でもあるそうな。
わたしは乗馬を始めた頃に買ったんですけど
面白い本だなぁ、と思いつつ当時のわたしには意味も素晴らしさもさほどわからず
レッスン中に独自で試してみるには、全くそれどころではなく(余裕が全くなかった)
ようやくこの頃になって、また読み始めたところで
近頃はレッスン中にこの本の
4つの基本(ソフトアイ・呼吸・センター・ブロック積み上げ)
と
短い脚
をもっぱら心がけているのですけども
(かと思うと夢中になって全くどこかに飛んで行ってしまうんだけど)
Centered Riding、もっと熟読しよーう♪
(それに「2」もあるんですのよ)
そうそう、それから
わたしも、ポニー、小さいんだけどあのタフで手応えのある性格、好きですー!!
イギリスの好きな馬好きの方にはコタえられない本と思います