2022年05月24日

はじめてのおつかい "Old Enough!"

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テレビ番組の「はじめてのおつかい」が
Netflixで全世界に配信されているって聞きました

この(スクショした)Timeの記事によると今年の3月下旬からだそうな?

どんな反響なんでしょうね
驚き半分
信じられない!非難半分
賞賛半分
(あ、1と1/2になってしまったー)

そういえば
わたし自身も小さい時(ってこんな小さくはなかったかなぁ)1人でお使いに行ったのを覚えているし
弟をお使いに出すのに「後をついていってね」と母に言われて見守った記憶もあるし
自分の息子をお使いに(行きたそうにするのよねこれが!)行かせたときは
家から歩いていけるお店がないので
車で行きつけの店の近くまで行って、車の中から見守っていたっけ。

だから
このテレビ番組のような
結構遠くまで、子どもだけで行かせるっていうのは実は気持ち的にはそう身近ではなくて
この親御さんたちも
番組制作の人たちが見守っている中だから、って気持ちではないでしょうか
そのへん、日本以外の国の人たちにその辺りが伝わるのかしらね。
って気がします

でも一方では
(大して知っているわけではないけども)
アフリカの子どもたちなんかは本当に家の用事をするために
すごい距離を水を汲みに行ったり
何時間も歩いて学校に行ったり(ってそういう映画がありました)
もっとずっと過酷で、大変なんやと思いますよ

アフリカだけじゃなくてアジアにもアメリカ(合衆国ではなく。)にもそういう子どもたちはいくらでもいると思う

でも
「過酷」はエンタテイメントにはならないわけやねー

posted by しろくま at 18:33| Comment(0) | 日々雑感

自分の内に歯を立てる

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今朝新聞を読んでいて、ううむと思った記事が複数ありました。
これはオピニオン欄ですけど、そのほか投書欄でも。

さて
この方(社会学者の橋爪大三郎さん)がおっしゃっていること。

「軍部、天皇、国民それぞれの責任について、自分の頭でしっかり考えてみる作業」をしていない私たち。

考えてみたら「反省しなさい」って言葉を普段人(特に自分より立場の弱い人や、子どもたち)に対して多用する割には
わたしたちって反省しないよね。
反省ってどうやるの?って感じじゃないですかー?

反省より「水に流す」「禊」がお好き。
「臭いものには蓋」
自分の内に歯を立てるようなことをしない。



話は飛ぶようですけど

自分が「被害者」だと思うことは
相手(加害者)にパワーを渡すということだな。

ってたまに考えるんです
被害者だと考えることは(主観的に)自分を弱くする。
大袈裟に言えば相手に生殺与奪の権を与えてしまうことに似て。

一方で
人は、被害者であると同時に加害者でもありうる。

先の戦争でも
国土を焼かれ、あるいは兵隊に取られた被害者であると同時に
他国を焼き、暴力で攻め入った加害者でもあるわけで。

だから一方的に非難するのでもなく
一方的に贖罪するのでもなく
どちらの視点をも持っていたいなと思うのです

ところで
今は他国で行われている戦争ですが
いつ自分の身に振りかかるとも限らない
むしろ
自分の中での「戦争」は日々行われているのではないですか
自分を非難したり軽んじたり
誰かを非難したり羨んだり。

自分を大切にしようよ。
そのためには
自分自身に目をつぶるのではなくて
しっかり掘り起こして強さも弱さも見定めて、そんな自分を愛そうよ。

自分自身を否定する感覚を他人に向けるのをやめようよ。


現象としての戦争が自分達に迫ってきた時に
どんな大義名分があろうと
わたしは人を殴るのはいやだし
人に殴られるのもいやだし
人が殴られるのを見るのもいやだ。

っていう素朴な思いを持ち続けていたいし
みんながそうだったら戦争とか起こらないんじゃないのかと夢想しますがどうでしょうか。。。


そんなことを思う今日です。


↓これは、↑と同じオピニオンランに載っていた
哲学者 高橋哲哉さんの文章。
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posted by しろくま at 18:13| Comment(0) | 新聞より