Knots on a Counting Rope --- Bill Martin Jr. and John Archambault / text, Ted Rand / illustrations, Square Fish, 1966
随分前に手に取った記憶があるんだけどなぁ
邦訳は金原瑞人さんで、魔使い(Spook's)シリーズで翻訳があまり好きではなかったので
原書の方を読んでみた。
アメリカで書かれた、アメリカンインディアンものの絵本は、結構当事者(アメリカンインディアン)ではない人が書いていることが多いよね。
だから、原書でもすでに翻訳物みたいなところがあることが多くて(という印象をわたしは持っていて)
この本でも
惜しい!!!と思っちゃうのは
主人公の少年の名前(Boy-Strength-of-Blue-Horses)を
この人たちの言葉でも書いてほしかったぁ(気になるー)
ま、そこはともかく
blue horsesが山から降りてきて、弱く生まれたこの男の子を祝福してくれたんだけど
blue horseって多分芦毛(roan, blue roan)のことだなー
(と、いう辞書もあったんですけど、もっとしらべてみたらroanって粕毛のことらしいです。
黒粕毛?mustangの、かっこいい写真見つけましたー)
アパルーサだろうから、少し斑があったりするのかも?
無邪気そうな男の子とおじいさんの会話で物語が進むのですが
小さな ん? ん?が少しずつ集まって
中盤になってこの少年の境遇がわかってきます
そして最後にはこの子は自分の馬に乗ってレースに出るのです
いつもは鞍をつけているのにこの時は鞍も載せず、ハミもつけず、裸馬なのは
なぜかなぁ
より一体ってことかなぁ。。
それか偉大な先祖のように?(そんな像を見たことがある気がするー)→これこれ〜〜(Boston Musium of Fine Artsの前にあるそうですー)
(Obamaさんの大統領執務室にこの像のレプリカがあったんだってー)
ほとんど手に汗握りながら彼を応援している自分に気が付きます
そうして
読み終わるとまた最初から読みたくなる
世界中の、読者がこの少年の幸せを願っていると思う