
こんな記事をネットで読みました
「お金持ちだからではない」頭のいい子が育つ家庭に共通する"幼児期のある習慣"
英才教育よりも確実な科学的手法
PRESIDENT Onlineこれは、「生まれ」と「育ち」を経済的な指標でそれぞれ高い/低いに振り分けた
2×2の4つのグループに分けて、それぞれの子どものIQと
家庭での「発語数」との関係を調べたものです。
詳しくはお読みいただくといいかと思いますが
結論的には
子どもの知能を高める要因は
子どもに話しかける「量」だということになっています。
(ビデオ・動画や録音は効果がないとのことです)
ほほぅ。
実験は目新しいものかもしれないけど、結果自体は昔からよく知られていることかなー
ここで、わたしは傾聴療法の松本先生の講義を思い出しました。
昔おさかなやでご紹介したことがありますが
「知能には大きく分けて
言語性知能と動作性知能がある。
この知能の発達に大きく関わる時期は、生まれてすぐから2歳頃まで。
言語性知能は、聞きなれた うるおいのある あたたかみのある 子どもが驚かない やさしい声を多く掛けることで育つ」動作性知能は、確か、抱っこしたり高い高いしたり、あとずっと車に乗って揺られて育った子なんかも発達するようなお話をされてました。
(だからお母さんがスリングに入れっぱなし、子どもを身につけて育てられるアフリカだったかどこかの子どもたちは、身体能力高いだろうなぁって思った覚えがあります)
詳しくは以前のブログ(↑リンク先)をお読みください
presidentの記事には、この語りかける言葉の「量」だけが取り上げられていますが
松本先生が(量とともに)強調されていたのはその言葉の「質」でした
聞き慣れた
潤いのある
温かみのある
優しい
子どもが驚かない
音楽のよう(に、聞き慣れた、と確かおっしゃっていましたが)
言葉かけです
音楽のような というところからは
声の大きさや、テンポ・リズムや、タイミングや、
あるいは手触りのようなものも感じます
これ全部網羅しようと、頭で考えてするのは難しそうだけど
要するに
お母さん(または最も一緒に生活している人)の、愛情と思いやりに満ちた声ですね
そして大切なのは
誰もがこのような声に包まれて生活できるように
どんな育児者もこのように子どもと暮らせるように
そのために必要な
育児者の生活の安定なんだと思います
生活者に余裕がないと、こんな声を出しながら生活できないと思うんです
物質面でも 心の面でも
そもそも
別に、子どもの知能を高くして、学校の成績がよくなるように
なんって小さいことのためじゃないと思うんです
それよりも
幸せな人に育ってほしい。
自分の身に起こることを自分で考えて対処できるような人になってほしい
誰かから言われたことや
TVで言ってることや
他人にコントロールされることなく
自分の頭で考えて、解決したり選択したりできる人になってほしい
そして他人の自由も尊重できる人になってほしい
知能というのはそういうふうに
人生を豊かにするために使うもんだと思うのよね。
生活の物質的な安定についてはどなたかにお願いしたいです
政府や行政機関やNPOやさまざまな方々が取り組まれているし、ますます素晴らしいお仕事をしてほしいです
心の安定に関しては、もちろんいろんな方にいろんなお仕事をしてほしいですが
わたしも一助となりたい。ってこれを書きながら思いました
bodytalkの勉強、今年はしっかりやっていこうと思います。
思えば今日、旧暦の元旦なんだそうですね
思いがけず、new year’s resolusionを見つけました