
リアル・ライディング〜人と馬の真の調和を学ぶ〜 --- ペリー・ウッド/著 宮田朋典・北原広之・土屋毅明/監修 田村明子/訳 テラミックス・EQUUS編集部 2016(
その1はこちら)
先週ようやく全部読むことができて
それから
長野に行きました
5年前に初めて手に取った時は
ちっとも(あるいはほんの少ししか)わからなかったんだよね
でも
5年でちょっとは、この本に書いてある意味がなんとか理解できるくらいには、
わたしってば前に進んでいたのかなぁ
そういえば
いくつか、レッスンでもやってみようとしたことを思い出したりしました
(とはいえ、実際そう上手くはいかず、そのうちやめてしまったんでした)
ちなみに、いまだに実践は難しい。簡単そうに書いてあるけど。
改めて凄く示唆に富んだ
いい本だと思いました
なかなかできないけどこれからよ!(と、自分を鼓舞しておく)
書き出せばいっぱいありすぎてとてもここではご紹介できませんが
常足も停止も移行も(ハーフホルトも)何でも
「
まず必ず、最初にイメージする。それから扶助」
なんですねぇ
これを癖にしましょう。って著者は言ってました
「馬は脅かされるのを嫌」うから。
こういう馬(の性質)への理解が
この本には溢れているのですけど
それは本当に大切なことだなぁと今回(合宿で)思ったのは
朝ご飯を食べているレストランから
馬場が見えるのですけど
そこに、朝の時間馬が3頭放牧されていたんですね。
放牧と言っても牧草地ではないので
北海道の(新冠あたりの)緑の牧場に放牧されてるお馬さんたちとは違って
地面に顔をむけてもぐもぐしているわけではないのですけど
(もぐもぐしたい時は柵のところへ行って首を伸ばしてた〜)
その中の2頭が
ずっとくっついてるの。
ずっとピッタリくっついて、ただ立ってる。
ああ、馬は、あんなに一緒にいたいんだなぁって
その佇まいが、感覚を伴って、胸に刻まれました。
部班の時、前の馬に遅れないように、1馬身の間隔を保つように言われるけど
あまり離れると、馬によっては不安になって急いで前へ行こうとするから
(乗り手の)安全のためにも1馬身を保つようにって先生に言われましたが
なんかその時の馬の気持ちがわかるような気がした。
馬が群れでいる時の様子を観察する機会が日頃、ないから
とてもありがたい経験でした
そんな機会に恵まれたら(恵まれたいー!)もっと色々観察したい。
この本、今Amazonではすごい値段になってますけど、
乗馬用品店で定価(2800円+tax)で売っているところがまだあるとおもいます。