2021年11月27日

しつこい恐怖感


また読んでしまった。
「白銀の墟 玄の月」1〜4巻です
あぁぁぁぁやっぱりおもしろーい。
登場人物たちの揺れる心、特に亜選麾下の逡巡や葛藤なども
ほんと丁寧に描かれているよね。

もうすっかり展開もわかっていて、次々先を急がなくていいから、
風景の描写などもじっくり堪能しながら読みました。あーたのしかった!

ところで

昨日また馬の練習してきたんですけど

初めてのお馬さんで、私なんだか怖々で
途中で急に走り出してチェーンの仕切りにぶつかりそになったりして心臓バクバクになり
腕なんか固まってしまって(無意識によ)

先月出来てたことが、全然できなくなっておりました

この体に染み付いた恐怖感はなんとかならないものだろうか

落馬してほぼ1ヶ月、体の痛みはもうなんともなくなったんだけど、心の方が修復難しいわ。


それにしても
私には馬をピリッとさせる覇気が足りないんやなぁ。。。と
「白銀の墟〜」で
泰麒が小さい頃の「やわやわとした」人柄から長じて冷徹さを身につけたことなんかを思い出したり 
そもそも覇気なんやろか〜でもわたしはやわやわしてるよなぁ〜とかぼやぼやと考えながら

帰りがけ、お買い物に寄ったりしながら
歩いてたら
カラダはまぁ、妙にキビキビと良く動くし(ちょっとびっくり)
そういえば去年は膝を痛めてなかなか治らなかったりしてたんだけど
もう今はちっとも痛くないし

元気で良く動く、痛みのない体をいただいているってことは
本当にありがたいことだなぁとしみじみしてしまいました


乗馬も、いつまで経ってもびっくりするくらい下手だけどさ(とほほー)
焦らず、ちょっとずつ進んでいこう
できれば楽しんで!
posted by しろくま at 20:21| Comment(0) | 馬とわたし

2021年11月25日

坐骨コンシャス2 (落馬の教訓含む)

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今日(いやすでに昨日)の夜。なんか変わった空の色だったので撮ってみました。

さて、坐骨の話。

ちょっと前に坐骨生活に入り(と、いうとたいへん大袈裟)
少しずつわかってきたのは

坐骨を「ぶっ刺す」というよりもですね
『坐骨の平らなところに座る』
なんですねぇむしろ。

そうしたら
床に座っていようが椅子に座っていようが
背筋が伸びる。

前にも書いた通り、坐骨を意識するのって家にいる時よりも
車を運転している時で
それは多分、運転しながら考えに耽ること(と、坐骨を感じること)以外することがないからで

家にいたら本とか読んでしまうもんね。

それで、も一つ気がついたんですけれども

わたしは運転しているとき、(と、多分他の時もだな)
足(特に膝から股関節の間)に、力を入れて足をつっぱっている。

なんでしょうねこれ?

だから、坐骨に座っていない。
(坐骨の広いところではなくて、前の方に座ってる感じです)
これが反り腰ってことなんでしょうか。

馬に乗ってる時もきっとそう。
足の筋肉が硬く、坐骨の前側で座ってると思われますむむむ。

多分だけど、腹筋ではなく大腿部の筋肉を使って体を支えているんだな。
それでかー。
わたしの足は結構筋肉質なんですよね(もちろん脂肪もついてますが)
で、腹筋が弱いのであります

合宿の時もさぁ、コーチに
「お腹入れて!!」ってしょっちゅう言われたもんなぁ

坐骨の広いところに座ることと
腹筋背筋を使う習慣をつけること

馬に乗っていなくても
練習できることはいっぱいあるのであります。

で、
これが今回の(初めてと言っていい)落馬の収穫でもあり。

どうしたことか
(っていうか当たり前か)
落ちると体が怖がるんです
3週間ほど休んで、先日久しぶりに乗ったらばまた体が硬くなってて
バランスも取れなくて

なーんかまた、振り出しに戻っちゃったみたいなのよ

なんということでしょう…

で、結構悩んで対策を模索してたんですけど
10月の合宿のノートをまた取り出してきて読んだら

あーこれが大事なんじゃんすっかり忘れてるじゃんって
(ま、必要と思われる対策の全てではないけども)
やっぱ
忘れるんですねぇ。何度も、頭に叩き込まないといけないですねぇ
(そこから体に叩き込まれるまでまた時間と練習がいるのよねぇ)



ともあれ

早く上手になってお馬さんに負担をかけないで乗れるようになりたいって思って
ちょっと焦っていたのもあるんだなきっと
わたしの、無理のないペースで
馬場の中と外もとで
練習していこうって
今は思っています


これもわたし自身との対話なんであります


posted by しろくま at 01:59| Comment(0) | 馬とわたし

2021年11月21日

倣古と復古

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土曜日に、講演会を聞きに行ってきました。
近所の博物館なんだけど、いつも開いてるわけではなくて、初めて訪れてみた。

研究員のかたが、古代中国の銅鏡や器物の意匠や書かれた文字のことなどをお話ししてくださったんですけど

冒頭の
「中国では『改革』に『改善』と言う意味はありません。
必ず『改悪』。
よりよくすることは、『昔に戻し、基本に立ち返ること』」

って言うのがすごく面白かった。

なので
「倣古」というのは「三代(夏殷周)の遺風を再現すること」であって
「復古」というのは「過去の伝統や思想を体現すること」
なんだそうです。ほほぅ。

とはいえ、古の意匠を踏襲していつつも、
やっぱりちょっとずつ変化してるのがよくわかりました。


中国と日本、同じ漢字を使う国だけど、価値観や精神的なものはすごく違うのね。
今更ながらですが、深く感じ入ったことでした

講演の後2階の展示室をゆっくりみて帰ってきました。

おもしろかったー
posted by しろくま at 22:19| Comment(0) | 日々雑感

2021年11月17日

万事是対話〜

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この頃、「対話」のことを考えてました

きっかけの一つは、森の声こと篠秀夫さんのblogです

あれこれいろんなこと考えてたんですが今日
13時に出かける用があるまでは何も予定がなくて
朝からぼんやり洗濯をしたり、本を読んだり
アニメ見てちょっと本を出してきたら、またこれにはまってしまった)
そうやってだらだらして外に出ないで人と会わないでいるとなんというか、ちょっぴり思考が鬱じみてきて
なんか外出もしたくなくて
何もしたくなくて
なんだかこれからの人生が無為に思えて

そんなムードで先ほど食器を洗っておりましたのですがふと

あらそうだ。
こーゆーのも「食器との対話」じゃない?

気の進まないアイロンがけも
食事の支度で野菜を切るのも
アイロンや布や蒸気と、あるいは野菜や食材の皆さんとの

対話じゃない?

なーんて思ったら

不思議に元気が出てきた

人とばかりがエネルギー交換ではないわねぇ。

さっきの無気力はどこへやら

(気乗りのしないお掃除や片付けも、物との対話なんやねぇ。
そういえばそう、こんまりさんがゆーてたやんか)


どこにいてもつまんないことなんてないね。

posted by しろくま at 12:36| Comment(0) | 日々雑感

2021年11月16日

アニメ十二国記コンプリート

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十二国記(アニメ)--- コピーライトマーク小野不由美・講談社/NHK・NEP・総合ビジョン 2002−2003

全45話、金曜日から4日間で全部見てしまった。

月曜なんて、午前中の予定がなくなったのをいいことに、一日見てしまって、
(絶好の秋晴れだったのにどこにも出かけず!)
だんだん後頭部や頸椎が痛くなってくるんだけどやめられず。
ほんまアホやなーーーと呆れてますが
けど我ながら好きなことにはすごい集中力だともいえるか。

何年か前に最初だけちらっと見た時は、陽子(主人公)があまりにもナヨナヨしているので
(暗いしさぁ)嫌気がさして
それで見るのやめたんですけど、今回は10話目くらいをちょこっとのぞいたら
面白かった!
ので最後まで楽しみました。

原作にいない登場人物もちょこっといるけどでも
驚くべきは
原作への忠実さやね。

あーあのセリフ、そろそろ出るな〜〜!
ってワクワクしていたらやっぱり出る。水戸黄門の印籠かっつーの

でもこれはやっぱり
原作が面白いからなんだと思うなぁ。原作通りにするのがいちばん面白い。

また久しぶりに十二国ワールド堪能いたしました。


ところで
1箇所だけ気になったところがあるんですけどー

和州の反乱に陽子が参加しちゃうあたりなんですけど
『労はその上の方(かた)のチコだ』

っていうセリフがあるんです。

チコ?



「知己」
じゃなくて?

念のため原作を確認すると

「虎嘯の古馴染みで労蕃生という男だ」

ってとこでした。(多分さ)

アニメの声優さんってすごいかっこよく喋るから
かっこいい「チコ」が余計耳についてしまってーー
いちいち揚げ足取りしたくはないんだけど、
なんとも気になるので書いておく(てへ)

(あと、最後の方どこやったか、エンディングの音楽がPirates of the Carribeanと似てる)
posted by しろくま at 18:36| Comment(0) | 日々雑感

2021年11月12日

東大寺でなんなん!??なんなん!!!??

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Google Map見てたらこんなん見つけました。
飛行機の影が虹色。すごいねー!

ところで。

先日、奈良に行ってきたんですけど
不思議なことがあったのでご紹介。

開催中の正倉院展を見て
たいてい、春日大社さんにお参りして帰ることが多い(ってこともないか…)んですけど
この日は、わたし腰もちょっと痛めてるし
その辺ぶらぶらして帰ろっか〜と言いながら友人とお昼を食べてたら

窓の外に大仏殿の屋根がかわいく見えてて

あそこ寄ってく?
ということになり
久しぶりに大仏さんを拝ませてもらって

大仏殿から外へ出た途端

え??? ええ???? 
左の足首が痛い。
体重をかけると、わりかし鋭い痛みが走って、

なんなん?!これ、なんなん!???


痛くない角度を探しさがしヨタヨタ歩きましたともはい
池のはたを通ってて脇の門から市街地へ出たあたりから
あら。
痛くない。

ほんまになんなん?

大仏さんが何かを解放してくれたのかも。
それか
ここ注意しなさいよ?
ってことでしょうか
もしくは
ペース落として歩くとうまいこと魔を避けられるんだったとか(織子さんの受け売り)

なんかでも、不思議な体験でした。


いちお、(いつもの)左足首のトラブルの意味、みとく。

うーむ、いっぱいありすぎて、わかんない…
posted by しろくま at 18:46| Comment(0) | 日々雑感

「『あの世』の本当のしくみ」


「あの世」の本当のしくみ --- サアラ、池川明/共著 大和出版 2017

これを読みましたんで
本当はこっちが先行して出ていたようで
(本文に前の本で説明しましたが〜みたいなところがあった)
じゃあということで読んでみました

地球人のルーツやその魂の越し方行方なんかを、
宇宙人の所業と説明していますほほぅ。
でも、とっぴなようで何やら納得な感じが。

そうそう、神様と言われるもの結構宇宙人だそうよ?
特に熱血で攻撃的な部類の種族が、日本で多く祀られてるそうです。
「特に日本の神社の大多数はドラコ系の存在を祀っています。
それぞれの神様にはもちろん違う名前がありますが、竜神系の神社に祀られているのはドラコニアンたちです」


おおー!なんか衝撃〜〜

まぁ、でも、人間たちをかわいく思って守ってくださってるのならいいか。

ドラコってのは仲間内の結束力は強くて自分の種族はものすごく大切にするそうな。
その「自分の仲間」の範囲を、私たちはもっと広げていきたいね。


あぁそれから
地球は、宇宙人の「流刑地」だったそうで
そこから帰ってこないように特別に「幽界」が設定された。

「輪廻転生」と言いますが、サアラさんによると
「輪廻」と「転生」は全然別の概念なんだそうで

地球と幽界の間を行ったり来たりするのが輪廻。
そこから脱却して元のマスターソウルに帰ってくるのが「転生」

ほほー

死後魂が通るルートのことや
死ぬ前に知っとくといい大切なことなんかが
書いてあります

「『自分は地球人である前に宇宙人である、宇宙の一員である』という意識」を持っていると宇宙とつながりやすいそうです

「グラウンディングとセンタリングの両方ができているようにするといいです」
これ乗馬の極意と同じでございます(と、本で読んだ)
センタリング、自分の中心にいること、は
「眉間の少し上、ひたいの少しへこんだところの奥、ちょうど耳の上あたりの位置に中心を置いて、『そこに自分がいる感じ』をもつようにします」


この方の説く魂や転生の仕組みは
bodytalkの講座で習ったなかなか独創的な魂と転生の仕組みと
なんというかよく似ていて(表現は違うけど)
だから突拍子もないものを読んだ気はしなかったな。


ご興味のある方はどうぞ〜
posted by しろくま at 15:35| Comment(0) | こんなん読みました^^

「新聞記者」


新聞記者 --- 藤井道人/監督 日本 2019

ロードショーで見逃して残念に思っていたのです
amazon primeで観れるとは〜!画面ちっこいけど。でもタダだし。お出かけしなくても見れるし〜

ということで早速ありがたく観ました

主人公の新聞記者の女性が、喋り方がなんだか独特で
帰国子女の設定だから?すごい役作りだわ。
と思って感心して観ていたら、韓国の女優さんなんですねー
そうだったのか!感心するところはそこではなくて日本語すごい上手!だったのか。
でも
いいキャスティングだわぁと感心しました。(ここに落ち着いた)

時事ネタに斬りこんだ、いい映画だと思いましたが
わたしが観ていて強く思ったのはさぁ。

あれですわ。「半沢直樹」との違いやね。
いや、エンタメ小説と一緒にしたら怒られそうやけど

「新聞記者」と「半沢直樹」の違い。

仲間とユーモア。

苦難の時に必要なのは仲間とユーモアやと思います
それがなかった松坂桃李(主人公の名前忘れた)は死ぬほど辛いね。
周りの同僚皆見て見ぬ振りやもんね。

ユーモアって、自分と相手(対象)の間になんていうか、隙間を作るよね。
そこに風が通る

なんかそんなことを考えながら観ていました
posted by しろくま at 15:16| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2021年11月03日

馬動画


すてきな動画を見つけた♪♪
なーんか、穏やかよねぇ。お馬さんたちが。
えーなぁ〜


で、おすすめで出てきたのがこれまた面白そうで

再生始めたらすぐに


あら! Mr. Rashidじゃーありませんか〜!!(35秒目あたり)

ということで
これは長そうだからあとでゆっくり見ようかな。たのしみー!



posted by しろくま at 19:57| Comment(0) | 馬とわたし

2021年11月02日

「オオカミの声が聞こえる」


オオカミの声が聞こえる --- 加藤多一/著 地湧社 2014

これも児童文学かなー?と思って読み始めたら
(そういえば装丁がちょっと違う雰囲気)
違った。とはいえ大人向けという感じでもないか。

アイヌの出自をもつ35歳の女性が主人公。
主人公っていうか・・・

この作者の物語はわりと主人公が複数だったりするのよね。
(主人公っていうか語り手がちょいちょい変わるっていうか…)
そこが、あか抜けない感じもしなくもないけど、素朴で逆にいい味ともいえる。

北海道で生まれ育った著者とはいえ
アイヌを扱うしかも主人公にっていうのは相当なチャレンジだったのではないでしょうか
チャレンジというか覚悟というかが伝わってくる気がします

作者の考え方もたくさん盛り込まれてる感じでした

主人公に感情移入を出来る物語ではなかったけど
しょっぱなから引き込まれてどんどん読んでしまった。

おもえば

わたしも

なぜだかよくわからないけれど、昔から惹かれるものがいくつかあって

動物だったら馬とオオカミと(犬も好きだけどさー。ハシビロコウもファンだけどさー)
文化だったらアイヌと沖縄とアメリカン・インディアン(ネイティブアメリカン)とアボリジニ
(あとマヤやらインカやらエジプトやらも超好きですけど)
それから伝承、民間療法、伝承医療、シャーマニズムの類などなど...

に、無性に惹かれるんですけどこれってなんなんでしょうね?
(あ、それから、言葉がすき。色ならターコイズブルーがすき)

この本の表紙になっている絵は

神々の母に捧げる詩(うた)〜続 アメリカ・インディアンの詩 --- 金関寿夫/訳 秋野亥左牟/絵 福音館書店 2012

の中に掲載されている絵の一つです
うちにもあったのでまた読んでみた。

そのページに書かれている詩(口承詩)は

空に流れる星々が、わたしの髪

ほらあの地球の丸い縁が
わたしの髪を縛るのだ



思えば、加藤多一さんわたしの父と同い年なんだなぁ。
小樽で暮らしていらっしゃるそうです
お元気かしら
posted by しろくま at 22:38| Comment(0) | こんなん読みました^^