2021年09月27日

"MINAMATA"


MINAMATA --- アンドリュー・レヴィタス/監督 アメリカ・イギリス 2020

先週観てきました。映画館は一席おきで、人も少なかったなぁ。

わたし申し訳ないのだけど戦争とかジャンルで言うとホラーとか怖い映画は
(映画だけじゃなくて小説も)とっても苦手で
気持ち悪くなって頭痛がしたり吐いたりするもんですから
(このごろ、これがHSPだからやったんやーってことがわかったのよね。)

でもジョニーデップやから観に行った。
で、心を動かされた。
ジョニデップがこの映画にいることがなによりすばらしい!


なんもいえねえ!!(ってここで使うのちょっと違うかもー?)

数日たってしまってみた直後の心の震えはもう思い出せないのですが

大資本と政府とが民衆の苦しみより経済を優先して起こった悲劇が水俣でしょう
そしてほかの日本人も知って寄り添うということをしなかったわけでしょう
わたしも教科書で習うくらいしか知らなかった。
現代でも同じ構図は続いているわけでしょう
なんかもう悲観的になってしまって苦しい・・・

チッソがつくっていたのは(いろいろあっただろうけど)主に肥料でしょう
それが日本の土壌と農業とさらにはわたしたちの体をも壊していっているのよね
(と、この本を読んだばかり)


そうそう
ジョニデップ演じるところの写真家ユージン・スミス
旧知のLIFEの編集長のとこに乗り込んで
「あんたがあの火星着陸のフェイクしたときに〜」
とか、さらっと言ってましたねぇ。

やさぐれたお言葉も大変お品がなかったですねぇ。
それも
ユージンさんの自負とurgeと鬱屈、をみせていたんですねぇ。
その
たわめられたバネのようなエネルギーをすごく感じました。

「(アメリカンインディアンは)撮られると魂が壊れる。というが
写真は撮る方の魂も少しずつ奪っていく」
みたいなせりふがありました。これも強く心に残った。


ユージンスミスの知識がほとんどなかったので
今ググってみたら、1/4アメリカンインディアンなんですねー。
それで、ジョニデさんより一層親近感をもったりもしたのかなぁ。
アイリーンさんとのいきさつは若干事実とは変えてあったんですねー
(あと、ちょこちょこ違和感は実はあって、水俣の患者さんが入っていた病院や、ご自宅なんかもあんなに立派やったんかなぁ、って気がしましたが。。
でもこういうのは日本を舞台にした外国の映画ではあるあるな話。)

ともあれ
すばらしい写真家だったんだなー。
沖縄線とチッソからの暴行で体も本当にぼろぼろだったんですね
この方の写真をもっと見てみたい。そして対話してみたい。
posted by しろくま at 17:15| Comment(0) | たまに観る映画のはなし