2021年09月01日

「海神(わだつみ)の島」


海神の島 --- 池上永一/著 中央公論新社 2020

池上永一さんの本は好きで、もう結構読んでいると思うんだけど
「復活、へび女」を最後まで読みきれなくってそれから読んでなかった気がするので
とっても久しぶりー。

時間つぶしに図書館に入ったらこの本と目があったので
借りてきました。

面白かった〜!

沖縄出身の3人姉妹が主人公です。

またこの3人が(池上さんの小説の登場人物は、女性がみんなクセが強い)脚色過多気味で
前半、銀座とか地下アイドルとかの世界がドタバタと続くのがなんというかあんまり好みではなかったけども

まーでも中盤以降、とりわけ次女泉がアメリカ軍と交渉を始める辺りから
もうおもしろくって

あー堪能した。

著者、沖縄(石垣)の方ですから
結構思い切ったこと書かれてるなぁって思いました

ノリのよいユーモラスな立て板に水的描写は相変わらずのこの方の個性ですけど
よ〜調べはったなぁ、って驚いちゃう緻密な部分も
しっかりどっしり重い部分も土台にはちゃんとあって
結構渾身の作じゃぁないかしら。って勝手に思ってるだけですけど。

ドタバタな中にぶっこまれている、タトエバ領土の問題。
「一緒に使えばいいのにねぇ」ってお気楽に考えているわたしなので(あ、でもこれ9年前)
そんなとこも共感などしつつ読んでました


へび女、リベンジしてみるかなぁー。

posted by しろくま at 17:15| Comment(0) | こんなん読みました^^