2021年06月14日

「その生きづらさ、『かくれ繊細さん』かもしれません」


その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません --- 時田ひさ子/著 フォレスト出版 2020

いやー、まいったわ。

この頃、「HSP (highly sensitive person)」とか「繊細さん」っていう人たちの分類のこと、
よく聞くようになりましたよね
わたしは、どっちかというとガサツで呑気な方だし、そんなに気も効かないしー
知人がそのような(HSP)活動をされてイキイキしてるのを聞いても、
よかったねぇー、と思いながら
でもわたしには、関係ないわぁ〜ね〜〜〜

と、おもっておりましたのです。ハイ。昨日まで。きのうまで!

昨日この本のことをふと目にして、ん??と何かが引っかかって、kindleで買って読んでみたのです。
(以下、感想がずいぶん長くなりましたのでご興味のある方はどうぞ。)


HSPの中でも、ちょっと毛色の変わった
「内向的なんだけど好奇心旺盛で外向性の強い」タイプの人たち
HSS(High Sensation Seeking)型HSPという分類なんだそうですが

著者自身そのタイプらしく、このHSS型 HSPのこと(特徴と対処の仕方)が書いてある本なんですが

あらー
まぁー
これ、ほとんど全てわたしのことだわ。

もう、ホント、びっくり。

わたしは50数年生きてきて、自分なりに考えて対処してきたので(「ので」、っていうかさー)
今そう「生きにくい」とは、思っていないんですけども
(まぁでもこれも、本当にそう感じているのかどうかは、本書を読むと疑問の残るところです)

でも
そうなのそうなの。
大学生になって家を出るまで、そういえば、実家では生きにくかったの。

その後も長い間、自分の中で理想があって、そうできなかったら落ち込んでたの。
でもこれはさ、10年くらい前かなぁ、

「あ、でもわたしって、そういう(ポンコツな)やつじゃん」

って気がついた時の
あの!解放感。が今でも忘れられない。
で、その後はもうめっちゃ楽になって(今に至る)

あの時にこの本があったらよかったのになぁ。
いやー、なんでそんなに、わたしのこと知ってるんですか!???
って内容でした


「繊細」・・・・・ だったのか・・・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)


本書に書かれてる「かくれ繊細さん」の特徴と合致するのは例えばこんな。

色んなことに興味があって色々勉強したり行動したりしているけど
本当に好きなことはなんなんだろう!??

ってずっと思ってきたし

好奇心旺盛だし
結構なんでもうまくできるわりにどうも自信にならないところとか
単純作業が異常に苦手なこととか
仕事は期限ギリギリまでやる気が起きないこととか

完全に1人の時と、姿は見えなくても家の中に誰かがいる時とでは、集中力が全然違うってこととか

直感で答えるよりも、考えて物事を判断するように癖付けて直感を使わないようにしてきた
とか

「バランスの良さ」にこだわるところとか
自然とみんなが選ばないものを選ぼうとする ところとか
場のバランスをとるような役割をしてたり
さらには「全体最適」を考えて自分の欲しいものを引っ込める傾向とか(あるある)

人とのコミュニケーションが好きだけど、1人の時間が絶対に必要なところとか

本当に感じたことを他人に隠しつづけて段々と自分にもわからなくなっていく
こととか

反射的に自分のせいだと思ってしまうところとか
本当の感情は見せたくないと思うところとか

あれもこれもまぁー!「かくれ繊細」のごく一般的な特徴だそうじゃーあーリませんか(古)

そうか。
これまで、困ったし、なんでだろうなぁと思ったし、変えたいなぁと思ったことがみんな

感受性の傷つきやすさを守るために
小さい頃から「痛み」を感じる都度
自分の中のいろんなものを封印して生きてきたからだったんだなぁ〜

ってことがよーくわかりましたです。

自分でも、
中学生くらいまではいろんなことに敏感だったし、これじゃぁ人生渡っていけないわと思って
「感じないように」した記憶がありまして
それで「もうすっかり鈍くなっちゃったわ〜」なんて実感としてもってはいたんですけど。

ちなみに、「封印」って言葉はこの本には書かれていないんだけども
わたしの個人的実感としてはこの言葉がぴったりな気がしてます。


でもさ。

思うに、この「繊細」って言葉は若干誤解を生みますよね。

HSPのことは全然知らないので、どういう定義があるのかこの本に書かれていることしかわからないんだけど
感受性の幅が一般的な人より広い、ってことらしいんだけど
(ちなみに、「かくれ繊細」は総人口の6%だそうです)

世の中には
感受性の幅は一般並みだけど、他者の言動に「反応しやすい」人ってものいて
(いません??すぐトリガーが引かれる人)
それも一般的には「あの人繊細だよね」って言われたりしますよね。
これはsensitiveっていうよりもreactiveって気がするんだけどな。

それから・・・
以前、出会ったことがあるんだけど
グループセッションの場で、生きづらさを話してくれた人が
「わたしは、繊細で、繊細で・・・」って泣かれるんだけど(ご自分でそうおっしゃることに当時のわたしはびっくりした)
でも先生のお話しされてる場で遅刻して場の真ん中を堂々と突っ切って席についたりする
これって繊細なんすか??って内心思ったことがあるのだわぁ
(ご自分の心へのベクトルには繊細そうだけど他人への配慮には鈍感って気がしました)

あれ?わたし何書いてたんだっけか


ともあれ

ちっちゃい頃から自分がちょっと変わった子だった理由がわかったし
まぁまぁ、そういうタイプなんだもんしょうがないじゃーん♪って自己受容できる本だね。
理屈がわかれば対処も楽になるというもんです

あと願わくば
同じタイプの人と出会って語り合ってみたいわぁ。

posted by しろくま at 19:07| Comment(0) | こんなん読みました^^

2021年06月13日

「ぜつぼうの濁点」


ぜつぼうの濁点 --- 原田宗典/作 柚木沙弥郎/絵 教育画劇 2006

今朝起きて、トイレに行って笑ってしまった。
(朝からスミマセン〜)
トイレットペーパーが無くなったから換えたんだけど、芯を横っちょに立てておいたら
そこに印刷されているロット番号みたいなのを、無意識に読んでいる。
10桁以上あるような、ただの数字の羅列なのに!!

わたしは昔から(小さい頃から)自分では活字中毒かも?とおもっておりましたが
なんか目に入るところにある文字は須く読んでしまう。

特に不都合はないんだけどさ
以前通っていたピラティスのレッスンに行く時だけはちょっと困ったな。
そこのエレベーターには、共用トイレの使い方について張り紙がしてあって、
毎回読むんだからもう空で言えるくらい内容はわかっているはずなのに
しかも
読んであまり気持ちの良いものではない表現が使ってあるにもかかわらず
いつもいつでも、ついまた読んでしまう・・・┐(´-`)┌

ところで。

この絵本ですが、先日知り合いのかたが
「今のコロナの時代に合う絵本で〜〜〜!!!」
とかなり気に入られて力説されていたので読んでみました。

作者は原田宗典さんです。なんか懐かしいね。
というかあまり作品は寡聞にして存じ上げない気がするんだけど、コラムなんかでお名前をよく見た覚えがあって、
わたしの中ではどーも、中嶋らもさんとかぶってしまう。なんで??
なので、つい、ご存命かしら、と気になって調べてしまった。スミマセン。もちろんでした。そして、原田マハさんのお兄さんなのかぁ〜ということを初めて知りました。

ともあれ。

この本は絶妙な絵がついていて絵本の体裁ですけど
まぁ高校生以上、大人びた子なら中学生でもいけるかもだけど、って感じがわたしはしますのよね
文に独特のリズム感と言い回しがあり
さりげないユーモアと
批評眼と

あと、ことば への愛がある。
気がする。

ストーリーはもう、実際に読んでいただくとして

「し」の沼に「 ゛」を投げ込んだらあらあなた、「じ」になるじゃん
とか思いつつ

最後はカタルシス。

そうそう、その知人が絵本を紹介してくれたときに
ストーリーを全部説明してくれて
だから決着は読む前から知っていたのですが

やっぱり
言わんといてほしかったわー ┐(´-`)┌


コロナ時代の、っていう視点はとっても面白いね。
posted by しろくま at 03:09| Comment(0) | 絵本

むかしむかし・・・のフランス語

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カラマツソウ というそうです。
清楚でかわいいねー^^

今日はフランス語のレッスンでした。
まだ初級あたりをうろうろしておりますが

今日は、先生が、単元の復習として
「une histoireを使いましょう〜〜 なんか知ってる?」
と(フランス語でさ。)いうので

histoireって歴史(history)のことだったかな、でも物語(story)のこともこういうよね…?
まぁでも、復習に歴史は難しすぎる。と思ったので
「おはなし?」って日本語で(キャハ)言ったところどうもそのようでして

(でもさ。フランス語で「歴史」と「おはなし」をどう区別して説明するんだろうね?)

結局
「三びきのこぶた」のストーリーをフランス語で言おう!ってことになりました。

《Les Trois Petits Cochons》

まだ過去形で語るのは私たちには難しすぎるので、現在形で、でしたけど
面白かった〜!

日本語でも、英語でもそうだけど、ものがたりを語るときの決まり言葉ってあるじゃーないですか

日本語だと、「むかしむかし、あるところに・・・」で始まって
「めでたしめでたし」とかで、終わるし

英語だと "Once upon a time," で始まって
"And they lived happily ever after" とかでしょうかねー

フランス語では
"Il était une fois ..."
で、始まって
"Tout est bien qui finit bien!" (All's well that ends well. とおんなじやねぇ〜)
で終わるのだそうです〜 おおー!

私たちは、
Bonjour, monsieur! Bonjour, petit cochion! なーんて会話をちょいちょい入れながら
(文を作るよりちょっと楽)

フランス人の先生は
オオカミがこぶたを食べた時には
「テリーヌにして、甘いフランス産白ワインを飲みながら食べました」
en terrine avec du vin blanc mœlleux français
とか
オオカミが鍋に落ちて煮えちゃった時には
こぶたが「ラグーにしてボルドーの赤ワインと一緒に食べました」

「これがフランス流〜」って面白いことをぶっ込みながら
(それにすごいフランス愛)

あー楽しかった♪
(おはなしは、ちょっとダークなテイストになりましたけどね。)


posted by しろくま at 03:06| Comment(0) | 日々雑感

2021年06月07日

「アオサギとツル」


アオサギとツル(ダーリ採集によるロシア民話より) --- ユーリー・ノルシュテイン/原案 フランチェスカ・ヤールブソヴァ/絵 こじまひろこ/訳 未知谷 2001


Amazonによると、今は新版が出ているらしいですが、どこが違うんだろう?

6月に「大人のためのおはなし会」を開く予定で、この本を準備していたんですけれども
ちょっと趣向を変えて、(小さい本でもあるので)プロジェクターで映す予定で出版社にも許可をいただいて

でも
コロナの自粛関連の波に呑まれて、会は中止になってしまったのですが
代わりに
ごく内輪の会を主催の方が企画してくださったので、昨日お披露目してきました

プロジェクター映写に馴染む絵本だなぁとおもったんだけど
調べてみたらそもそもこれは、ノルテンシュタインのアニメーションによるショートムービーが元になっていたそうで
たまたま!今、7月2日までの期間限定で、この方の他の作品とともにネットで公開されています。
https://gyao.yahoo.co.jp/episode/ユーリー・ノルシュテイン傑作選%E3%80%80「アオサギとツル」/5f73400f-17d6-4a42-bc1e-5473c47a8874

(↑うまくリンクが貼れないので、最後の8884まで全部コピーして貼り付けてください〜)
おおー!動くともっと素敵。


それに
(絵本ではあまり感じられない)水墨画の技法を取り入れている感じが、もっとよくわかります。

本だけ読んでいたときは

(それにロシアだけに)
ツルとアオサギって、なんかの(例えば他のどこかの国とロシアとの)暗喩・・・???

なんて思いながらいたのですが

映画を見ると、もう少し無心に、あるあるこういうこと、あるよねー
って物語を眺められる感じがしています。

さて

このおはなしではツルが男性でアオサギが女性なんでありますが
どうしてー?って思いません?

この面白い小さい本には、ロシア語が併記されているんですけれども

わたしもう意味は分かりませんけど、アルファベットを追うくらいなら(音だけなら)できます。
(大学の教養課程時代第2外国語がロシア語だった)

アオサギはцапля(チャプリャー)

ツルはжуравли(ジュラーブリ)
なんですけど

aで終わる語感はやっぱり女性だし
iで終わるとどちらかというと男性ぽいですよね。

ロシア語の名詞には「男性名詞」「女性名詞」「中性名詞」があって
(フランス語は「男性」「女性」だけだし、ロシア語は格変化もあるからもっとずっと複雑で、びっくりした記憶があります〜)

アオサギはやっぱ女性名詞でツルは男性名詞なのでありました。

こういうの、面白い。

フランス語でもテーブルは女性で椅子も女性でベッドは男性だし(ここ面白い)
別に深く考えて決められた訳じゃなさそうで、語尾の文字とか発音とかで分かれたんじゃないかと思うんだけども
面白いね。これだけで、物語が立ち上がってきそう。


というわけで脱線しましたが

間に合ううちに映画見てください^^
(字幕ついてるし、ナレーションの音が面白いです!)
posted by しろくま at 10:40| Comment(0) | 絵本

「あるきだした小さな木」


あるきだした小さな木 --- テルマ・ボルクマン/さく シルビー・セリグ/え はなわかんじ/訳 偕成社 1969

この版形の子ども向けの本は、小さい頃ずいぶん読んだ気がするんだけど
(シリーズがあった)
この本はなぜかうちにあったのをちょっと前に発見して
読んでみました。

わたしの生まれた頃に出版された、古い本。

主人公の「ちびっこの木」が
両親の元を離れて、外の世界に行きたいと願い

「でも 本当に 木は あるけないかしら。

それは いままで、試しに あるこうとした 木が、
一本も なかったからです。
本当に いっしょうけんめいに あるこうと おもった 木が
一本も なかったからです」


こうしてこの「ちびっこの木」が
自分の居場所を見つけていくまでの冒険のお話ですが

わたしはどうしても息子ちゅん2のことを思いながら読んでしまうけど
でも自分のことも、どうしてか、考えはじめてしまうこの物語も素晴らしいと思うんだけど

大好きなのはこの、美しい中にユーモラスな、絵です。

にしては、表紙はそんなに美しくないでしょう。

原題は'le petite arbre'(小さい木)といってフランス語の本なんだけど
原書も読んでみたいなぁとおもってググってみて、軽く衝撃を受けました。

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素敵じゃないですか!??

なんでこのまま出版しなかったんだろうね

まぁ縦書きにしないといけなかったからとか
色んな大人の事情があるんでしょうけど。。。

この(日本で採用された)版型に合う、似た色の別の絵を
作品の中から引っ張ってきて表紙にしてあって
文中の挿絵の配置も
すごくオリジナルとは変わっていて

美しさが10%(or less)くらいになっているわ


あー原書読んでみたーい
(わたしのフランス語レベルでも辞書引きながらなら読めるかも。)
posted by しろくま at 10:13| Comment(0) | こどもの本

2021年06月06日

「マンガでわかる!認知症の人が見ている世界」


マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 --- 遠藤英俊/監修 川端智/著 浅田アーサー/マンガ 文響社 2021


ふと買ってしまった。

この頃、父がビミョ〜に認知の不安が出てきているのと
せっかちな母がうまく対応していけるのかなぁとか思っていたのと

それに

もうずいぶん昔ですけど、多分30年くらい前だと思うんだけど
今でも時折思い出す
多分新聞で読んだとかじゃなかったかなぁ

認知症の人が、便を壁になすりつけたりするっていうこと、聞いたりするじゃないですか
でもそれは
その人なりに、なんとかしようと、一生懸命な姿なんだって

それを聞いた時、衝撃を受けたんですよね
そして
なんとかしようとしている、健気な姿だって思ったら怒れないよなぁって
これは覚えておこうと思った

違う世界を見ている訳だけど
それをもっと知りたいと思ってこの本をポチってしまいました

そんな例が13、マンガで読みやすく、解説されています

最後に、こうあります
「みなさんの中に、認知症の人を怖いと思った経験のある方はいないでしょうか

認知症の人が怖い理由
それはーーーーーー

認知症の人のことが わからないからです

人間はわからないものを本能的に怖がります

認知症の人も同じなのです
自分がどうなってしまったのかわからなくて怖いのです」


ちょっと、この本と似たとこあるね。

一見理解できない人に、気持ちで寄り添って、理解しようとする
それがお互いのためになる
それを助けてくれる本かな

以下「あとがき」より。

「認知症の人の心を知るには、認知症の人が見ている世界に思いを馳せ、想像することが欠かせません。
しかし、残念ながら、認知症ケアの現場でもそうした視点を持つ人が十分でないのが実情です。
私たちは認知症をいまだにわかっていない。
私たちこそ『認知症』に対して『認知症』なのではないか、
認知症の問題は、実は、受け入れられていない社会の方にこそあるのではないか、そう思えてなりません」
posted by しろくま at 19:20| Comment(0) | こんなん読みました^^

2021年06月03日

「スキマワラシ」


スキマワラシ --- 恩田陸/著 集英社 2020

この表紙の、絵は、くっきりと影が深くていいわねぇ。
裏表紙になるけどワンコが描かれているのが、ポイント。

先へさきへと読ませる展開で、やめられなくてすぐに読んでしまった。

設定と、作者の感覚やものの見方と、言葉回しが魅力的なんだけど
ストーリーはあまり、これといって、ないような。
読後感は、「え?」っていう感じが若干あり。

でも小説読んだの久しぶりかなぁ?面白かったです。この作者の場合、もっと面白くても、よかったと思うな。



以下若干抜き書きです。本は図書館に返すからね。
p173 「人が住んでる時だって、屋根なんてめったに掃除しないじゃない?なのに、人が住んでる時は生えなくて、無人になると生えるのはどうしてなんだろう」

p178 「都市伝説っていうのは、大衆が感じている無意識の不安が形になったものだと思うんだ」

p181 「地面とか空間とか、伸び縮みしてるような気がするよ。伸び縮み?うん。なんとなく、日本て、蛇腹みたい」
この感覚は、ハッとするけどわかる気がする。

p384 「八幡様って、そもそも武運の神様ですよね。鉄を司る神様とも言われている。火除けなら、愛宕神社の方が有名ですよね」


posted by しろくま at 19:17| Comment(0) | こんなん読みました^^

2021年06月02日

「けったいな町医者」

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けったいな町医者 --- 毛利安孝/監督・撮影・編集 2020

昨日見てきました。なんていうか、1週間しか上映されてなくて、明日までなの。
行けて、よかった〜

小さな映画館ですが、ほぼ満席でした。

わたしこの方のことは初耳でしたが、
友人に話をすると、数年前にガンで亡くなった私たちの仲間が最後にお世話になったのが、
この先生やったということでした。

ドキュメンタリーです。

尼崎で医院を開業されている方らしく
出てくる風景に随分馴染みがあって、映画に入り込んでいきました。

大きな病院(わたしもお世話になった)に勤務されてたお若い頃に(お写真のネクタイが派手だった!)
医療はこれでいいんだろうか という経験をされたみたいで
阪神大震災を契機に病院をやめ、市井に出られたそうな。

映像は時に手ブレしながら、患者さんとの温かいやりとりを丹念に追います。

ベンツを路肩に停めて洗濯物両手に抱えてクリーニング屋へ行かれたりねー
尼崎は土地柄か、いかつい車の方が活動しやすいんだとか(ぷぷ)

今の医療は薬漬けや
医学部の教授は薬屋の手先や
って怒ってはった

最後には涙ぐんでしまった
(号泣される方もきっといるかも)

ええ映画でした
お近くにかかっていたら、ぜひ。おすすめです
posted by しろくま at 19:14| Comment(0) | たまに観る映画のはなし