ヒトラーに盗られたうさぎ −- カロリーヌ・リンク/監督 ドイツ 2019
気がつけばまるまる1ヶ月近く、更新できていませんでした〜
2月の初め頃に、実家の父が調子を崩して
もうあの年だと、ほとんど介護みたいになってしまうのね。
母と二人暮らしなのですが、母一人ではとても無理なので
実家と家とを往復しておりました。行って帰って3時間ほどなんだけど、日帰りは結構大変。
今はほぼほぼ以前くらいには戻っているのですが
これを機に要介護の認定を受けたり、機器をレンタルしたりして
そんな打ち合わせなんかもあって、やっぱり1週間に1、2回は実家との間を往復しています。
この映画はもういつみたんだったか忘れてしまったわー
ジュディス・カーの「おちゃのじかんにきたとら」は、大好きな絵本の一つなのですが
そうかぁ
この人ユダヤ人だったのね。それで
戦時下こんな体験をされたのね。。。
一家でドイツからスイスに逃げ、フランスに逃げ、だんだん持ち物も少なくなって
最後に渡ったイギリスで、お父さんはようやく職を得、ジュディスたち兄弟は大きくなったのねぇ
お兄さんは最高裁の判事になられたとか(って映画の最後で言ってたような)
印象深かったのは
一つのところで馴染んでも、また次の土地に向かうたび
「さようなら」の言葉が変わっていくこと
ドイツ語からスイス風のドイツ語(多分)に、それからフランス語に
軽やかに言葉を脱ぎ捨てていく様子が、切ないながらも、逞しさを感じさせて
なんか感動しました
そして
ジュディスにとっての「とら」というのが
なんだったのかな。。。ってまぁ、どうしても、考えちゃうよね
「おちゃとら」の最後には、家の中のものを全部食べ尽くして帰って行ったとらと
同じ色柄のちっちゃな猫が
しれっと登場しているんだけども