2021年01月29日

「アイヌモシリ」

https://youtu.be/hH1nIFL3zxk
アイヌモシリ−- 福永壮志/監督 日本 2020

先日観てきました。
もうこの、主人公の少年が最高だった。
佇まいも、真っ直ぐさも、目の力も。

舞台は北海道の阿寒温泉あたりで
アイヌコタンがあるんだね
観光を生業としていて。
観光客は、「あなたアイヌ?」「わー日本語上手ですねー!」とかいう。

説明は一切されないんだけれども、彼のお父さんは亡くなっている様子。
土産物屋をやっているお母さんと中3の彼の二人暮らし。
ちょいちょい出てくる(最初おじいさんかと思ったけど違うっぽい)髭もじゃの「デボさん」

可愛がって世話してた子熊を、イヨマンテで殺すことになると知る。
彼から愛するものをまた奪うのかって
それから。。。


映画観て帰ってきてからたまたま、なんかのはずみで
秋なんとかデボさんの歌のような〜。。。っていうフレーズを
映画とは全然関係ないサイトで目にする。あらぁ、さっき見た映画の人?

この人でした〜


リリー・フランキーさん以外はみんな「本人役」なのかも。
すごいよね

アイヌモシリ、はアイヌの国、ひいては人のいる大地、この世、っていう意味かな
この映画、ほぼ必見と言えるのではないかしら
posted by しろくま at 18:35| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「パリのすてきなおじさん」


パリのすてきなおじさん −- 金井真紀/文と絵 広岡裕児/案内 柏書房 2017

パリに住んで40年のジャーナリスト広岡さんの案内で、
おじさんに鼻のきく「おじさんコレクター」金井さんがインタビューをして絵と文章を書く。
ここに紹介されているのは30人ほどだけど、2週間の取材で取れ高は67人だそうな^^

そんなユーモラスな設定ですが
なんのなんのじっくりどっさり、面白くて感動した。
パリという華やかで有名である意味世界の中心的な街にいる
様々な人たちの様々な来し方。
その人たちに話を聞いて、
「あなたの人生で大切なものはなんですか?」って尋ねるのが黄門様の印籠的な展開。


中でも心に残ったのは
ホロコーストを生き延びた「隠れた子ども」だった
ロベール・フランクさん(取材当時87歳)

それから
クルド人で「クルド人自治区の領事館的な役割を果たしているオフィスで仕事をしている
レワン・ハッサンさん(同29歳)

それから
ベトナム出身の医師が語る、ボートピープルと呼ばれた人々の話。

読んでいた間、ふとしたときに
わたしの人生で大切なものはなんだろう?
って
ふと考えたりしてました。

歴史で習ったり本や新聞で読んだりする「歴史」も
出会う人の口から語られると、
急に人の顔を持って
胸に迫るよね。そうか。
posted by しろくま at 12:36| Comment(0) | こんなん読みました^^

「強い者が弱い者をいじめ、死者が出るのが戦争だ。過ちを繰り返してはならない」

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Asahi digitalで。これ、新聞では読んでないなぁ。

島田さんは、20歳で招集される。

砲弾を受け倒れていた塹壕の中で、
滑っても何度も壁を這い登ろうとする蟻に希望を見る。

鉄兜に銃撃を受け落馬、失神していたが気がつくと、
傍に馬が、島田さんを庇うように立っていたと。

このエピソードが記事のタイトルになっているわけですが
そのほかにも書かれている、島田さんが体験してきた一つ一つが
重くて
大切にしなければと思う

20歳といえば今のちゅん2と同じ。
息子をもって以来、戦争の話は
戦いに行ったものも、国に残されたものの話も、重く鋭く心に痛い。


「強い者が弱い者をいじめ、死者が出るのが戦争だ。過ちを繰り返してはならない」と島田さん。ただ、平和を上から唱えても伝わりにくいとも思う。だから「友達と仲良くする」「楽しく生活する」――そんな暮らしを大事にする思いが伝わればと思う。
 毎年12月に開く大室小での講話はコロナ禍で昨年は実現しなかった。でも、コロナ禍が落ち着けば改めて訪ねたい。「生の声で、命ある限り伝えていきたい」


こういう営みを実現させないコロナ禍って人災ではないんだろうか

でも
コロナ禍を逆手に取って、
いっそ世界中にメッセージを届けられる映像アーカイブ化するっていうのも如何かしら。
posted by しろくま at 12:06| Comment(0) | 新聞より