2021年01月20日

「ねずみ女房」”The Mousewife”


ねずみ女房 −- ルーマー・ゴッデン/作 W.P.デュボア/画 石井桃子/訳 福音館書店 1977


The Mousewife −- Rumer Godden, Pictures by William Pe´ne du Bois, The New York Review of Books, 1967

大人のためのおはなし会に使うお話を探していて
久しぶりに読みました
10年以上ぶりかも。

このお話について、清水真砂子さんのご本だったと思うんだけれども
「これ不倫の話じゃない!??」って言う人がいた。。。って
あったような気がしますけれども

今回読んだら、あらぁ、ちゅん2が巣立ったら私こういう気持ちになるかもぉ

って思いました
一人息子を手放す母の思い。

要するに
愛するものを失う、話なんですよね
でもこのお話の素晴らしさはその後に

鳩が、渾身の力と思いでもって鳩を逃してあげたねずみ女房の方を見もせず気づかずに出て行ったあとに
(それを残念だとかってちっとも思ってないじゃない?このひと。読んでる方はそう思うのに。清々しい!)
この、主人公のねずみ女房が自分で、星を見る、星をみつける
っていうところなんだな


愛するものを手放した、或いは失ったことのある人には
この話は(多分)沁みるんじゃないかと思うから
大人のお話会には子どものよりも、向いてるかもと思いながら、でも
愛する人を失った子どもには沁みるんかもしれないと切なくなりながら

でもでも
自分で何かを見つけたことのある、見つけたいと思っている人には年齢関係なく
訴えるもののある話かと気を取り直しました

気を取り直したっていうのもおかしいかぁ〜 ^^

それだけでない面白さもある。もちろん。

再読ってよいものね。
posted by しろくま at 11:38| Comment(0) | おさかなやのこと