2016年08月29日

「馬を洗って」


馬を洗って --- 加藤多一/文 池田良二/版画 童心社 1995

馬の(絵)本シリーズ その2♪(気が向いたときに書きます〜)

この方(作者)は北海道北部の農家の生まれだそうです
ああ そうか……

このお話が、どのくらいご自身の体験で、どのくらい創作なのかはわからないけど

戦争と 馬と 暴力の「時代」と
家族を守る強さと 命をいつくしむ優しさと


短いお話なのに
こころの深い深いところにしんとした何かを残す
ある馬と家族の話です


清流で一心に馬を洗う青年のイメージが
美しくて悲しくて切なくてさー

時代が変わるところだったのに
もうちょっと生きてくれていれば
でも果たして変わったんだろうか
本当に

この作家はとても好き。



posted by しろくま at 22:31| Comment(0) | こんなん読みました^^

「はるふぶき」


はるふぶき --- 加藤多一/文 小林豊/絵 童心社 1999


馬の絵本 その1〜 (って、読んだの全部を紹介するのは無理かも…)

帯には、「現代の民話」とありました
版型が横長で、文章が縦書きっていうのはあんまりみたことないような。

はじめの
4行で
もういきなり怒涛の勢いで引き込まれます

あらすじ自体は、子どもが一人でおつかいに行く話。

でも
舞台は北の大地。
まだ雪の残る浅い春。
厳しい自然、命にかかわる出来事。


感動って、演出するものじゃないと思う。
そういうことを、(昨日やってたTVと)この絵本からしみじみ考える。

馬モノだー♪とおもって、開いたけれど、とてもとても心に残る絵本。
posted by しろくま at 21:43| Comment(0) | 絵本

「王様は島にひとり」


王様は島にひとり --- 池上永一/著 ポプラ社 2010

今日は一日中雨だしさ。(しかも結構な降り)
予定はキャンセルになったしさ。
ということでのんびりblog書いたりしています

なんだか急にこの人の本を読みたくなったもので。

時折挟まれる沖縄ネタと、
この人の頭の回転する方向とテンポが好きなんだなぁ

実母の挙動を見て、「まじかよ…」「んなわけないじゃん!」って思ってたってところが
なんだか自分の子ども時代とかぶる〜

豆記者制度の大人の子ども搾取の話ってホント―だろうか!?(怖)

でもこの人、
思っていた以上に変わった人かも。

漫画家と編集者と小説家の取材の違いがおもしろかった。
そもそもコンセプトが違うんだねー

R58のPIZZA HOUSEに行きたいよー!!
(ググったらこの店はもう営業していないらしい)
なんかステーキハウスみたいだけど。




そうそう
タイトルの意味が今一歩よくわからない。

王様は島に一人でいる
なのか
王様は島に一人でいい
なのか…
posted by しろくま at 14:30| Comment(0) | こんなん読みました^^

あなたの心に安らぎや喜びや生きる力がいつもあるように

niikappu.jpg
お世話になりました、新冠の道の駅。帰る日にはこの青空!!!)

でね、でねでね、
北海道から帰ってきて早々、傾聴の講義があったのですが

毎月一度… もう2クール目も終わりなのに…
行けば必ず、なんというかはっとする気づきがある
なんだか姿勢っていうか心構えをリセットできる講座なのであります

今回も。
先生のお話を聞きながら

あーわたし、傾聴2年も勉強していて、
感情を受け止められてないなぁ。全然できてないなぁ

そういやうちの母もこうだったわよ。
あのひと性格がせわしなくて落ち着かないから、
ゆっくり話聞いてもらったことないよなぁ…

はっ!!( ゚o゚)

わたしもじっくり(特にオットの)話聞いてないよなぁ…
あぁ(かつての)母の姿は(今の)わたしの姿…


配られたプリントにね。
先生が以前書かれたものですが(認知行動療法の事例、ストーカーのケース)
「本当に他人を愛するということは、その人の心に安らぎや喜びや生きる力を与える援助になることです」

っていう言葉が
ずしーーーんときた。


家族(とは、限らないけどさ)を大事にすることって
家族の心に安らぎや喜びや生きる力がいつもあるように、あるいは生まれるように、
わたしにできることをするってことなんだなーぁ



あれ?いまさら何言ってんのって感じ??

子どもには自明で簡単でもオットには(こっちにも甘えがある分)難しいってことありません??(* ̄m ̄)
posted by しろくま at 14:14| Comment(0) | 傾聴(療法)

"Rocks in his Head"


Rocks in His Head --- Carol Otis Hurst, pictures by James Stevenson, Greenwillow Books, 2001
「あたまにつまった石ころが」の方を以前に読みましたっけ
この時もいいなぁと思いましたけど

原作の方は「いいなぁ」ポイントが違うところにあったり
(っていうのは翻訳ものでは結構ありますよね)

rocks in his/my head
っていう言葉がたいそうよく出てきますけど(そして英文の方がコレが目立つ印象。)

コレ、「石頭」っていうより「ばかもの」っていう意味だそうで(辞書で調べた)
そう思うと
ちりばめられたこのフレーズがリフレインのように、心地よく心に響きます

お父さんのセリフも、訳文よりもっと優しく。穏やかで


あーやっぱり原文が好き。原文が素敵。
読むのも原文の方がすんなりとひっかりなく読めた分なんだか短いような気がしたよ。
(文学を訳するってホント難しいよね…)


そうそう
訳書の表紙のタイトルは、ちょっとそこらにないいい仕事されてるなって改めて感激しました〜
posted by しろくま at 12:55| Comment(0) | 絵本

コントロールできないことを気にしない

hidakamap.jpg
先日ちらっと書きましたが、
台風9号が上陸した時にその上陸地点におりまして。

飛行機に乗るため新千歳空港に行こうとして
ネットの道路(通行止め)情報を見つつ、車でうろうろした名残がこれ。

ネット情報では×になってても、通れた道もあり、
逆にしるしがないのに事実上通れない道もあり。

新冠はではなんとか来たものの、それ以上北へ行けなくて、
あきらめ悪くうろうろしたけど、(ソフトクリームおじさんずに会いました♪)
結局新冠に戻ってきた。
で、あきらめた。(余談ですが宿を取るのも大変でした。ちょうど馬市開催期間だったし)

でも
今思えば結構危なかったと思います。氾濫しそうなすれすれのところも通ったし
運が悪かったら(平取町みたいに)橋が落ちてたかもしれないし
あとでニュース見て怖い思いをしました。早めに見切るのってとっても大事。
最大限の努力は、害になることもあるなぁって実感しました。

ところで。

ちゅん2が一足先に関西に帰ってから、結局オットと二人で2泊したのですけど
結構オットの言動にイライラすることがあり...

あのね
自分以外の人の気になる言動は結局自分の姿を見せてくれてるのよね
なんて
わかっていても そう思ってはいても
特に近しい人だと、余計に難しいってことありませんか

反省しつつ、でもまだよく腑に落ちなくって
そんな時に
twitterでどなたかが書いたらしいこんな名言を読みまして
「以前バイトしてた時、パートのオバチャンが、バイトの女の子の彼氏への愚痴に対して『男に女の気持ちわかってもらおうってのが、甘いのよ。男なんて、虫みたいなものよ、ちゃんとこっちの言葉を、言葉どおり理解してくれるだけで、よくできた方よ』って言ってて」

うひょー!すげー!!虫かよ!!!

ってわたしも感動しまして

そうそう、期待するから腹が立つのよねー
期待しなけりゃいいのだわ!

それで、そうだそうだ これに似たことがどこかにあったっけ

ってこういうときの備忘録!おさかなやのこの本のページを読み返してみましたら

これこれ、そうよ!100%自分でコントロールできること以外は潔くあきらめるんだった!!
(そうするとびっくりするほど心が平和になる)

と思いだして一人でうなずいておりました
期待しないってのはその人を見限ってモウあなたには期待しないわ… っていうのじゃぁなくって
そもそも誰かに何かを期待する、っていうのは「自分に何か得や利益になることを期待してる」わけだから
そんな欲を放棄する、っていうことなのであった。。
(心屋さんの「損してもいい」とホボおんなじ意味なのであった…)




そもそも、オットにイライラしてたのは彼が人を(わたしをも!)褒めないからなのですが

弟が送ってくれたmy大好物トウモロコシの話をしていて
わたし「あの子は優しいからなぁー」
オット「●月△日生まれの人は優しいんちゃう?」(何を隠そうオットと弟は同じ誕生日なのであります)
わ 「そうやねぇ」
オ「ぼくも優しいねんで」
わ 「そうやねぇ 優しいよねぇ」
オ「あれ?ぼくそんなこと言われたことないわ! もっとゆーて♪♪」
と、何とも嬉しそう

あ… 褒めてないのはわたしやった……


そうそう、さっき見たところだけど、厚切りジェイソンさんも(twitterより)
こうおっしゃってるそうです
「人生はなんとかなるよ。
コントロールできないことを気にしない。
自分が出来ることだけ見ていればいい」

「考えてもコントロールできないのは変わらない。
なので意図的に実際にコントロールできることだけに集中すれば、コントロールできないことに費やすエナジーが自然と残らない」



あはは この件さすがにそろそろ身にしみましたかねわたし?

でもって、こんなのもありました♪↓
posted by しろくま at 10:54| Comment(0) | 日々雑感

2016年08月25日

「アイヌ文化の基礎知識」


アイヌ文化の基礎知識 --- アイヌ民族博物館/監修 草風館 1993

そうそう今回の北海道旅行はね
憧れの二風谷に行きたかったんです

言わずと知れた(そうでもない?)アイヌの神(オキクルミ)降臨の地です

で、その前にこの本くらいは読んどこうと思って。

言葉、衣食住、村の仕組み、ひとの一生、踊りや遊びなど網羅されていて
とても分かりやすいし、おもしろかったです。
へー イナウって、神さまへのメッセンジャーだったんだ!!!
とか(博物館でイナウをかなりまじまじみてました)

生まれたばかりの子どもは神様に見つからないように、
あまりきれいにせず、人間っぽくない変な呼び方をする…とか
(これモンゴルと似てるね?)

妊娠中に火事を見ると…ってのは(日本でもいうかも)
シュタイナーもそういえばそんなこと言っていたなぁって

わたしは特に生活にかかわること、それと一生の送り方に興味があるなぁって思いました。

「うたと口承文芸」というセクションに
ユカラ(ラ は小文字)
カムイユカラ
ウエペケレ
の3つが紹介されているんですけども(以前の本でも読んだっけな)

実際に二風谷のアイヌ文化博物館を訪ねましたら
(ちなみに、この博物館のサイト大層素敵です!充実していてしかもおしゃれ)
チセ(アイヌの萱で作った家)の囲炉裏端を囲むように、ビデオの展示があって、
この3つをそれぞれ(4〜8分くらい)一つずつ、聞くことができて

おおおおもしろかった!!!!!
文字で読むだけじゃ限界があるよね。そもそも口承のものだしね。
わたしたちの他に来館者がほとんどいなかったので、ずっとその前に陣取って、
じっくり聞けてありがたかったです。
(その間オットはどこかで時間をつぶしていた)( ̄m ̄〃)


ユカラは木の棒で囲炉裏端を叩く音が入っていて、口調も歌うよう。
カムイユカラも歌うような調子がついているけど、棒の音はなくて、繰り返しの調子があって
ウエペケレはおばあちゃんがぼそぼそとお話をしているような。


いい本だと思います


それにしても。

この本だいすきなの。また読みたくなった。(「ウパシクマ」って、言い伝えのことだそうです)
posted by しろくま at 20:19| Comment(0) | こんなん読みました^^

「アンマーとぼくら」


アンマーとぼくら --- 有川浩/著 講談社 2016

で、帰りの…ようやくたどり着いた…新千歳空港の本屋さんで
目が合ったのがこの本。
なんかまた沖縄ものですけども…

★内容紹介あり★これからこの本を読むつもりの方は、ここから先は読まないことをお勧めします★




有川さん独特の若者風の会話の応酬はこの本にはなし。
(ところどころで楽しめますが)
ストーリー運びと描写のうまさに惹きつけられます。

前半は、男の子の母親目線でぐっとくるシーンも多くって涙目で読んでました。

はじめから、なんかおかしいのよね。
なんだかすごいことが隠されている感じがあって
あぁこの主人公の青年はきっともう死んでるんだなぁって
死んだ後に、できなかったおかあさん孝行をしているんだなぁって
思い始めたころに、
あれ?死んじゃってたのはおかあさん??


終わってみるとなんだか作為的なところが強く感じられて
後味が悪くって(はじめ感動してただけに余計かも)
似たような技巧を凝らした感じの沖縄が舞台の小説でも
わたしは池上永一さんの方がずっとずっと好きだなって思いました


とはいえ…

主人公が「おかあさん」と一緒に沖縄の名所を巡るロードストーリーでもあり
そしてその名所のセレクションっていうのが

斎場御嶽、浜比嘉島、首里城、首里城の下の石畳坂…
と、
この春ちゅん2と行ったところが多くって、
(あまりメジャーじゃないところもあり)
その旅の思い出が二重写しになってとても楽しめました。

主人公が札幌出身というのも(わたしと同じだしー)

うぷぷ。これも、読みながら、自分が今まで北海道にいたんだか沖縄にいたんだか
なんだかわからなくなったよ〜


装丁が大変凝っていて美しいです。


posted by しろくま at 18:45| Comment(0) | こんなん読みました^^

「沖縄・奄美の小さな島々」


沖縄・奄美のちいさな島々 --- カベルナリア吉田/著 中公新書クラレ 2013


ご無沙汰いたしました^^

北海道へ行っていました。
ずっと雨。
しかも
明日帰る♪という日に台風が来て……

新ひだか町というところに泊まっていたのですけども
台風さんったら新ひだか町に上陸。

台風一過、飛行機は飛びますが、空港へ行くはずの道がことごとく寸断。

そんなこんなでいろいろありました。

ま、その話はおいとくとして

旅の前半、この本を読んでました。
顔を上げると、自分が一体北海道にいるんだか沖縄にいるんだか???
ってことがありました( ̄m ̄〃)


この方、沖縄のちいさな島々…たぶん、観光客はあんまりいかないような島々…を
徒歩で訪れて
民宿に泊まって
路線バスに乗って
現地の人とおしゃべりして

わたしもそういう旅をしたいなぁ
若い頃はそんな旅行してましたが、今はもっと計画的で、レンタカー借りて…

まぁね、一人旅でもないとなかなかね。

今回の北海道旅行は、家族3人でしたが
ちゅん2が部活を休めない!!といって一日早く一人で帰宅。

そのあとに台風が来て、私とオットはう回路を求めて右往左往して
結局どの道もだめで
北海道開発局の災害情報サイトにお世話になったよ!!

うろうろする中で、地元のおじさんにお世話になったり
カブにテント積んで一人旅している83歳のおじいさんに出会ったり!
オットは仕事の調整で大変そうだったけど、こういうハプニングもいいかも。
(まぁ私たちに直接かかわる事故がなかったおかげですけど…)

著者のカベルナリア吉田さんはたいそうハブがこわいみたいでした
読みながら おい!!!って突っ込んでました

次は奄美・加計呂麻行ってみたいなー
同じ県でも、沖縄(本島あたり)とはずいぶん違うのかなーって様子が、伝わってきました


posted by しろくま at 18:26| Comment(0) | こんなん読みました^^

2016年08月19日

「ちびっこサッカー」


ちびっこサッカー ブラジルサッカーはここからはじまる --- クリステネス・オリヴェイラ/作 まふねかずお/訳 新世研 1998

先ほど用事がありまして酷暑の中近所を歩いていました
あーーー なんて暑い!!!!!!

そうしたら、そうそう、今日は空き缶と空き瓶を出す日で
収集のおじさんが軽トラに空き缶を積み込んでいて
少年がそれを手伝っていました

あーそうか 夏休みだもんね!

お孫さんかなぁ、小学校6年生くらいの男の子と
年の離れたお父さんかもしれないけども御歳からするとおじいさん

いいですねぇ

で、この本を思いだした。

ちょうどオリンピック期間だし、先週だったか小学校の育成センター(学童保育)で読みました
でもね
サッカーのゲームシーンは全然出てこないのよ

子どもたちがサッカーしよう!って相談して
整地やらチームづくりやら練習やらを初めて
ユニホームがないからみんなでお金を貯めよう!って考えて
ビンを集めたり靴磨きをしたり
さぁ、準備ができたぞ!っていう、そこで終わりの、おはなし。

今どきの子どもたちはこういうの、面白いかなぁ…

でも。
でもでも、なんか変わった絵の絵本を聞いたなぁって
それで
いつかふっと、このサッカーの大好きなブラジルの子どもたちのことを
このわくわくする気持ちを
ちらっとでも、思いだしてくれたらいいなぁと思って読みました


ちなみにポルトガル語の原書は

これなんですねー

"o time" (チーム)

なんと かっこいい!! タイトルも、表紙のデザインも!!!

posted by しろくま at 12:02| Comment(0) | 絵本