2016年05月31日

論理と知的理解の外へ

ikoma.jpg
山並みのここあたりだけに光が当たっていたので、うちのベランダから(ちっこいカメラですが)望遠で撮ってみた。
アンテナの立ってるのはどうやら生駒山のようです
(この際だから調べてみた)

今日は風が気持ちのいい素敵なお天気でしたー
そして久々に何の予定もない日でしたが
あれこれやることを画策していたにもかからわず結局
(妙な頭痛がしてきて)だらだらすごしてしまったー


先日
(2クール目を受けている)傾聴療法の講義があったのです

(講義よりも今は実習がエキサイティングなんですけどもね)

途中、先生がふと
「自分のために泣くのは誰でもできるが
他人のために泣くことができる人がカウンセラー」


とおっしゃいました

一般的なカウンセラーのこととはもしかしたらちょっと違うかもしれません

傾聴療法の「日本精神療法学会」では「傾聴療法士」とともに「カウンセラー」を養成しています

カウンセラー資格の方が、より高度というか、難しい病気にも対応できるようです
(でも長野あたりでしか講座がないので、なかなか受講できないのですが。)

これ、わたしははっと胸を突かれる言葉でした


何年か前までホメオパシーを勉強していまして
ぼちぼちプラクティス(実際にクライアントの方の相談を受けること)を始めていました

でも
なんだかしんどくなっておやすみしてしまいました
たぶんもう再開することはないような気がします

ホメオパシーの力自体はとても感じていますし信頼しています

何がしんどかったのかなぁっていろいろ考えるんだけど

ご相談に来てくださる方のお話を聞いていて
ホメオパスとして聞くこと、「こうあるべき」っていうのがもしかしたら
しんどかったのかもしれません

その方に感情移入してしまってお話を伺うことは
ましてやもらい泣きなんてしてしまうことは
「ホメオパス失格」って誰かに言われたことがあります
(わたしに向かっておっしゃったわけではないんだけど)
これが結構心にこたえていました

いまだにその時のクライアントさんたちのことは気になっています
今思えば
傾聴(療法)していればよくなった方もいたような気がするの
それを
reasoningでホメオパシーのレメディを見つける手がかりを追うのがホメオパスのすることだから
冷静にある意味分析的に「思考」たっぷりに聞くというのに実は抵抗があったのかな


話は飛ぶようですが

もう10年以上前、オイリュトミーを習っていたときに先生が
ドイツ留学中の話をときおりしてくださって
そんな中で面白かったので印象深く覚えているのが

ドイツ人(など欧米人)は、説明を頭で納得できないとからだを動かすことができない。
対してアジア人は
「こんな感じ…」と雰囲気で納得してすぐ動くことができる。
この差がすごく鮮やかだった

っていうようなお話でした

俳優さんたちのお仕事を見ていてもわたしはよく感じるのですが
(根拠なく見て感じているだけですが)

欧米の俳優さんは理知的で、頭で考えて、しっかり役作りをされる感じなのにたいして
(だから結構そうそうたる学歴の方が名優に多いでしょう)
翻って日本の俳優さんたちの素晴らしい方々って
そうじゃなくて知的というよりも
なんだか「憑依」して演じているような方が結構多い…



もしかしたら
ホメオパシーのコンサルテーションもアジア型の
(知的じゃない)別のアプローチがあるんじゃないかって思うことがあります

というのも
先日来、のんびりとこの本を読んでいて
(また読了したらご紹介しますが)

超面白い本なんですけども

ここに紹介されている一人ワークを(ほんの数秒)していたときに
浮かんだイメージが

なんだか私のレメディ―を示唆しているような気もしなくもないなって

まだ検証していないので分かりませんけども

※わたしは、視覚が得意なので「イメージ」という形が便利ですが
この本のすごいところのひとつですけど手段を固定していなくって
その人に合わせた、たとえば「動く」が得意な人なら動きで(瞑想)する、なんてことを勧めています


ちょっとそんな気がする今日この頃です

とはいえ

ホメオパシーからあれこれ紆余曲折を経ていま傾聴(感情を受け止める)でしょう
この先やりたいことはthe journeyでしょう

どれもが少しずつ次への糧になっている気はするけれども

そしてわたしはどこにいくんだろうなぁ
posted by しろくま at 23:44| Comment(0) | 日々雑感

「トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ」


トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ --- 池上永一/著 角川書店 2011

うひひ 他の本もボチボチ読んでいるんですけども
このシリーズ面白いからついこちらに手が伸びてしまうわ。

風水師の話は、不細工な女の子が実は…一皮むけてそれが風水師の眼力
なんて展開を期待していたのでちょっとがっかり。
かわいい女の子がやっぱり(そう性格よくもないのに)ゴールイン、っていうお話はフツーすぎる。

まぁでも
笑いあり涙あり
おもしろかったです。

黒マンサージ氏が誰なのかが気になる〜〜〜〜
これはつづきがまだあるということよね?


そうそう
挟み込んであったチラシに、この時代の那覇〜首里の地図が載っていた。

ネットで古地図探しながら読んでたため、
大層うれしかったのですが(地図好き)
なぜこれが本の中にない…
posted by しろくま at 22:38| Comment(0) | こんなん読みました^^

2016年05月27日

好かれようとすること


↑これすごーくいい言葉。(画像はこちらから…)

先日、認知症の方のお話を聞く(傾聴をする)のに「この本がとても参考になった!!
って書きましたけれども

実をいうと
その時に先輩に頂いたアドバイスの中で
一番たぶん、役に立ったのは
「(まず)その方に好かれないといけない」
だったなぁとしみじみ思うのです

その先輩は、笑顔や態度はもちろん、服装(明るい服装とか)などにも気を配るとおっしゃいます。


なるほどー・・・

これって
その方の気持ちを、本当に大切に思う配慮だな
って思ったのです

考えてみればさ。

わたしこれまで、(相手を大切に思う云々は今少し置いといて)
だれかに「好かれよう」と思って自分をどうにかしたことって
そういえばあんまり記憶にないんですよね…

あまり「好かれたい」っていうニーズがなかったからのようにも思うけど
でも
そういうことじゃなくて 誰かに好かれてうれしい気持ちになりたいとかじゃなくて

その人を大事に思うからその人が心地いいように自分をどうにかする。
っていうのは
新鮮な(たぶんわたしに欠けていた)発想でした

いい勉強しました…

あ、でも先輩曰く
「いつもじゃなくていいからね!その時だけ力いっぱい演じたらいいのよ」^^
お茶目♪♪


その人を大切に思う気持ちはきっと伝わるんだな
(認知症の方なら余計な思惑や恣意がないからあるいは悲しみを抱えていらっしゃるから猶更でしょうか)

posted by しろくま at 09:33| Comment(0) | 傾聴(療法)

2016年05月25日

「山河ノスタルジア」


山河ノスタルジア --- ジャ・ジャンクー/監督 上海電影集団 中国・日本・フランス 2015

中国の映画ってあまり見たことがないので、習慣の違いなんかもおもしろかったんですが
昔(主人公たちの若い頃)、今(離婚後くらい)、未来(一人息子が成長したころ)で
構成されている面白い映画でした


離婚して幼い息子と離れ離れに暮らしていたんだけど
父親(子どもにとってはおじいちゃんね)の葬儀に息子が一人でやってきて
少しの間だけど一緒にいられるのです
帰りは飛行機を断ってわざわざ各駅停車で送っていく

「(この方が)長い間一緒にいられるの……」


未来はすこしなんちゃってな感じがある意味コミカルだったな
車が相当クラシックだったのはわざと(回帰現象!?)だと思うけど…


もうひとつ確か印象に残ったセリフがあったんだけれども
忘れてしまったなー
posted by しろくま at 23:40| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

「バリデーションへの誘い」


バリデーションへの誘い --- 都村尚子/著 CLC(全国コミュニティライフサポートセンター) 2014

かれこれ2年ほど「傾聴療法」を勉強しております
講義を聞いたり、workshopに参加したり…


この4月から実習を始めました
特別養護老人ホームで、認知症の方のお話を聞いています
(認知症の方と向き合うのが一番勉強になるって先生がおっしゃった…)






できません




聴けません




講義を聞いたり、WSに参加したりするのとは大違いでございます


いやね、ホメオパシーのセッションもしていたじゃないですか
何年か前ですけど
もちろん、「傾聴療法」の「傾聴」と
一般的な日本語の「傾聴」と
それからホメオパシーのセッションでの「お話を聞く」はずいぶん違うものだと考えてはいたけども


いやいやずいぶん違う、じゃなくって全くの別もんじゃないですか
かえって
ホメオパシーでの経験が邪魔になるっちゅーの

3回目に伺ったときは、20分くらいでもう帰ってくださいって(その方に)いわれて
(塩撒かれそうな感じやった)
これは(認知症の方とはいえ)大変ショックで……



機会があったときに先輩に相談したら
(その方は傾聴療法じゃない傾聴を教えている傾聴療法士の方なんだけども)←ややこし?

アドバイスもしてくださって、それから
この本を教えてもらいました


いやー
すごーーーく参考になりました!よかった!!

昨日4回目に伺いましたが
にこにこ楽しそうにたくさんお話してくださって
気がついたら1時間越えてて、終わらせるタイミングが難しかった。

傾聴療法、としては、どのくらいできたかはわからないけれども
ひとまず
受け入れていただいて、スムーズにお話していただけたのがうれしかったです


この本は「テクニックの紹介」だけではなくって
認知症の方を尊重し、理解する姿勢を示してくださるのが素晴らしいところです
「積極的傾聴」という概念はとても参考になりました

「感情にフォーカスする」というのは全く傾聴療法と同じです
それからテクニックの最後に紹介されている「行動とニーズ(欲求)を結び付ける/共感した感情を言語化する」というのは全く傾聴療法のやり方です


思うのは
「未解決の問題」は(認知症の方だけじゃなく)多かれ少なかれ誰もが抱えているわけだから
普通の対人関係、家族関係などにも大いに参考になると思います


この「バリデーション」の思想がもっと広まるといいなぁ


posted by しろくま at 22:43| Comment(0) | こんなん読みました^^

「トロイメライ」


トロイメライ --- 池上永一/著 角川書店 2010

読んでからちょっぴり日が過ぎてしまったので読後感は新鮮ではなくなっておりますが

まず表紙がいいですよ〜
よく見ると、登場人物が描き込まれています^^

「テンペスト」と同じ時代、同じ舞台のお話(短編集)ですけども
こちらは庶民の青年が主人公で
脇役としてテンペストの登場人物がチラリちらりと顔を出すという…

だから
「テンペスト」を読まずにこちらを読むのは(そんな人いるのか!?って気もしますが…)
もったいない
この順番で読むときっと100倍は面白いはずでございます。
そして最後の最後まで。


それにしても
「テンペスト」はたぶんシェークスピアからですよね?
「トロイメライ」は(楽曲もあるけども)ドイツ語で「夢を見ること」なのだそうです

この(琉球が舞台なのに)タイトルのセンスがとっても好きなのでございます。



あーおもしろかった!
posted by しろくま at 22:11| Comment(0) | こんなん読みました^^

2016年05月20日

「テンペスト」

 
 
テンペスト1〜4 --- 池上永一/著 角川文庫 2008(単行本)

いや〜 久しぶりにどハマりしてました。
文字通り寝食を忘れて一心不乱に読んだ…(どっちかというと忘れたのは「寝」の方)
明治維新前後の琉球を舞台にした、歴史ファンタジーです

主人公は完璧な容姿に最高の頭脳を持つ女性…っていうまぁありえない設定なんですけども
でもね。この人は龍が産み落としたも同然、っていうことになっていてまぁそれならそんな超人でも…って
納得しちゃうんだよねー

それでもってあまりの頭の良さに男に化けて超難関の国家試験を史上最年少で首席で通って。
高級官僚として異例の出世をし。
嫉妬され、いじめを受け、陥れられ、島流しにされ、
その間に恋があり、別れがあり、
そして意外な形で王宮に返り咲き…

くわえて舞台は絢爛豪華な王宮だし
そして風光明媚な世にも美しい琉球だし
そこに清国人やら列強のイギリスやらアメリカやら大国化していく日本やらと

まぁ息もつかせぬ展開です

概ねなかなか格調高いのだけど、ところどころ池上節というかひょうきんなセリフやシーンがあって
それがアルイミ品格は下げるのだけれどめちゃくちゃおもしろいので全然いいのだ!


わたしは個人的には超人のような主人公よりか
尊大で意地悪で傍若無人であくが強くて一筋縄ではいかない、元聞得大君の真牛がおもしろいわぁぁ
この手のキャラ、トリックスターのおばちゃん版ってこの人の小説には欠かせません

おもしろかった……
TVドラマにも映画にもなっているようなので、みてみたい。

posted by しろくま at 22:38| Comment(0) | こんなん読みました^^

2016年05月12日

「美しき緑の星」


美しき緑の星 --- フランス、1996

youtubeよりもこっちがきれい。
コメディータッチの文明批判(っていうか)。結構面白かったー^^
posted by しろくま at 19:23| Comment(0) | たまに観る映画のはなし

2016年05月08日

「統ばる島」


統ばる島 --- 池上永一/著 ポプラ社 2011


短編集ですがひとつひとつに八重山諸島の島の名前がついていて
その島が舞台で登場人物も違うんですけど
ひとつひとつが面白くって、最後の石垣島に
物語も登場人物も集まってくるような形になっています

そんな構成美もあり
味わいの方はクッキーも飴も羊羹も入ったお菓子箱をあけて食べたような感じ

なんていうか大多数のわたしたちナイチャーには先島諸島と八重山列島(諸島)の区別もおそろしく怪しいんですが…
島の一つ一つの個性・息づかいをなんとも美しい描写で味わえるのも至福の体験でした

この人の才気走った感じとファンタジーとが絶妙のバランス。


統ばる(すばる) というのは「集まって一つになる」というのと
スバル(プレアデス星団)とをかけていてそれを
八重山諸島に模している。
作中では星団の星々から八重山の島々の神々が降臨します

そういえば配列も似ているような…

天の星をこの地に映したのが八重山ということね

スバル(wikipediaより)


八重山諸島

(八重山の地図はこちらの画像です)
posted by しろくま at 12:31| Comment(0) | こんなん読みました^^

2016年05月06日

「ジャーニー 〜癒しへの旅〜」


ジャーニー 〜癒しへの旅〜 --- ブランドン・ベイズ/著 ナチュラルスピリット 2011

ホメオパシーの勉強をしていたころに、先生のJaneが
「友達がCDを出して…」って勧めてくれた "The Journey"っていう短いCDを
実はつい先ほど聞いて
(この療法のイントロダクションでした)

いやーこれはすごいかも!!!ってすぐこの本を注文して
読んだんですけど
で、大感動してるんですけど

真ん中を過ぎたあたりから、何とも言えない既視感が……
長野へ持参して、滞在中に読了)

うちに帰ってきて探してみたら

癒しへの旅 --- PHP、2007

この本の、再出版、っていうか全く(たぶんねほとんど)同じじゃーーーーーないですか!!!

これ2009年に読んでて、blogにも書いてたんだけどそれ消えてるしその時の感動も忘れてるし

なんでかなーーって思ったら
この本と前後してTheta Healingと出会ってそっちに興味が逸れてたのね…
(あと、オポノポノとかpranic healingとかもやってた頃)


でもね

今回の(読後の)感動はその時の比ではなく
あーーーわたしなんていうかやっと、(これと出会う、受け入れる)準備ができたのかなぁって
(もしくは、あんたええ加減思いだしー?って守護霊さんが教えてくれたのかもしれないですね)

で、ちょうど一人で長野に出かけるのをいいことに
WSの皆さんと本当は一緒の宿に泊まって二泊三日を過ごす予定だったのですが
ひとりになってぜひ(本当は二人一組でやるものなんだけど…)このthe journeyの誘導瞑想をしてみたいって思って

GW中の満室パレードの中苦労して何とか一部屋とれて

5月3日〜5日は、日中は傾聴療法のワークショップ
夜はホテルの部屋でthe journeyの瞑想(の、ようなこと)
をしておりました

と、いいつつ

WSから帰ってきたらもう夜10時を過ぎてるし
お風呂入って準備万端するともう深夜で
(一人じゃやっぱり)難しいし、疲れてて眠いしで
なかなかうまくいったとはいいがたいのですけどでもー

ちょっと瞑想(っていうか内観)を始めるとね、すぐに
胃が痛くなったんですよね
(注:わたし若い頃調子を崩すと胃痛を起こしてましたが、この頃はとんとなくて、
もちろん弱いところでもあるのは自覚しているんだけど強いところでもあったりするのだ)

気が逸れるとすぐに治まって

あーーー これ、わたしの身体の声だーーーってやっとわかって
(まずは胃だったか!ってなもんです)
それから胃にフォーカスして瞑想(内観)をすすめました
(で、寝落ちした)


the journeyっていうのは、簡単に言うと
著者が、ご自身の病気を癒した体験から生まれた
「感情を感じ切る」内観というか瞑想のプロセスで

今は誰でも使えるようにとマニュアル化・スクリプト化されていて
「感情の旅」と「体の旅」っていう大きく二つのプログラムがあるみたいです

本書では何人かの事例が紹介されていますが

中でもある初老の男性のケースで
子どものころに感じた大きな憤り、怒りを体の中に抱えていたために
この方法で(ほんの2時間ほど)その怒りが昇華し手放してしまった後の
「症状(この方はガン)の消失」とそれだけじゃなく「人格の中からの怒りの消失」が
何とも劇的かつ感動的なのでした


さて7年越しの出会いであります

その間に私が出会ってきたいろんなことが
この方法への信頼をより強める作用をしています

これ、取り組んでみたい。いや、ぜったいやる。

posted by しろくま at 17:16| Comment(0) | こんなん読みました^^