2017年03月23日

「Dive!! 2〜4」


Dive!! 2 スワンダイブ --- 森絵都/著 講談社 2000


Dive!! 3 SSスペシャル'99 --- 森絵都/著 講談社 2001


Dive!! 4 コンクリート・ドラゴン --- 森絵都/著 講談社 2002

読んだ――♪♪(今朝はちょっと寝不足)

章ごとに、いろんな人が主人公になって話が進むんですけど
私はやっぱり中学生の知季くんとこがいいなぁ 素直でひたむきでかわいいなぁ

「一瞬先のことなんて誰にも分らない。
わずか1.4秒後のことですら」

「美しいものはどこかに繊細さを忍ばせている」


特に4巻なんて、疾走感と盛り上がりがすごかったです

あんまりおもしろいんで、youtubeで高飛び込みの動画見たりしてしまった。
地味だった…
でも わくわくした♪(あんまりなくて、そのあと目についた落馬の動画に走ってしまったけど)




いやーよくできたお話だわ……!!!

そうそう
映画もあるんだって、1巻を読んだあたりでは観てみたいなーっておもってたんだけど
読破後、すっかり興味がなくなっちゃった。
わたしの中でDive!!の世界がすっかりできあがって完結しちゃったのかなぁ
posted by しろくま at 08:24| Comment(0) | こんなん読みました^^

2017年03月21日

「Dive!! 1」


Dive!! 1 前宙返り3回半抱え型 --- 森絵都/著 講談社 2000

児童書好き仲間の友達が教えてくれて
早速借りに生きまして
(このごろは図書館で借りることを覚えましたのよ^^ 賢くなったわ〜〜)
でも先にこれこれを読んでたりして

今日お買い物に行った先でご飯食べながらようやくこれに手を付けましたらば

まぁなーんとおもしろいこと!!!

もう早速読んじゃってさぁ つづきを借りようと勇んで図書館に寄ろうとしたら
今日は休みだった… やっぱり、全巻借りときゃよかったわ。ぶぅぶぅ

これも中学生男子部活ものでーす
今回は高飛び込み競技でーす
やっぱり少年が主人公の話が好きだ!!!!!


森絵都さん、「Colorful」よりずうっと面白い。

桜の幹はゆがんでいる、っていうのが妙に心に残っている。

posted by しろくま at 19:28| Comment(0) | こんなん読みました^^

「最強の叶え方」


ピッと宇宙につながる 最強の叶え方 --- リリー・ウィステリア/著 永岡書店 2017

あらーなんてストレートなタイトルなんでしょ
もうなんでまたこの本を読もうと思ったんだかよくわからないんですけれども
でも内容は、先日の「喜びから人生を生きる」をわっかりやすくしたようなものでした

「感情は、自分の人生の羅針盤”」
「ポイントは、ありのままの感情を受け入れること」
「あなた自身を満たすことに集中してください」
「あなたが理想の未来を叶えたときの感情を味わうといいでしょう」


やっぱ感情ですか...

「宇宙のエネルギーはlight!」「lightに行動しよう」

この辺りの説明は本書をご覧くださいね。

「『こわい』は魂のGoサイン」

それと…

「波動コミュニケーション」

これ、ぜひ、マスターしてやってみたいと思います!
お馬さんたちにもきっと届くんじゃないかなあ〜

posted by しろくま at 19:17| Comment(0) | こんなん読みました^^

「百年後、ぼくらはここにいないけど」


百年後、ぼくらはここにいないけど --- 長江優子/著 講談社 2016

中学生部活モノでーす
主人公は中3の男の子で、地歴部でしかも鉄道好き寄りでーす
スポーツ系みたいにさわやかじゃありませーん

始め読みだしたときはどうしようかと思ったけれども

おもしろかったです……


暗めで友達少な目でちまちました男の子だけど
すっくなーい部員たちと一つのこと(ジオラマづくり!)に取り組む中で
他人を、そして自分を知っていくのだなぁ…

しかし、読了後、なんでジオラマにしたんだっけ??
ってところがあまりにも記憶に残っていなくて
そこだけもう一度読み直しました

まぁ展開が結構調子がいいというかタイミングがいいというかTVドラマみたいねぇと思っていたら
著者はTVのお仕事をされている方のようでした


しかし、わたしってば
連休だったのに
ちゅん2は部活やライブ行っててオットは仕事やらゴルフやら行ってて
わたしは家でぼーーーっと 本読んだり、寝たり
あぁなんてこと……
(ま、ぜいたくともいう??)

posted by しろくま at 19:02| Comment(0) | こんなん読みました^^

2017年03月17日

詩のない人生は生きられない

(今日は写真なしで♪)
水仙が咲き始めました


昨日「言語造形」のお稽古の日だったのです

1年ほどおやすみしてましたけど、先月ようやく復帰しまして
2月は
大人のためのおはなし会に向けて準備していた「山おとこのてぶくろ」をみていただきました

今月は、まだ次に覚えるお話を決めていなかったので
詩をお稽古してみたいと思って
この詩を持っていきました

春   坂本遼

おかんはたったひとり
峠田のてっぺんで鍬にもたれ
大きな空に
小ちやなからだを
ぴょつくり浮かして
空いつぱいになく雲雀の声を
ぢつと聞いてゐるやろで

里の方で牛がないたら
ぢつと余韻に耳を傾けてゐるやろで

大きい
美しい
春がまはつてくるたんびに
おかんの年がよるのが
目に見えるやうで かなしい
おかんがみたい



むかし(今はわかんない)教科書にも載っていた、有名な詩ですが
実は郷土の(北播磨の)詩人なのよね
加東市に記念資料館があるらしい…行ってみたい…

それはさておき

先生には、「昔話」と「詩」の語り方の違いなどを教えていただきながら
体いっぱい
声に出して造形してみました


大発見がありました


あのねぇ

この詩、前からとても好きな詩ですけど
あったかい、ほのぼのした中にも
かなしい 切ない 詩だなぁって思っていたの
生活の厳しさや
大好きな母に会えない切なさ、母の老いを案じる気持ち…

でもね。
体いっぱい語ってみるとね

なによりも
なによりも
お母さんが大好きだ、大切だーーーーー!!!!!


っていう気持ちが
なんというか溢れてきたの

あぁ、こういう詩だったんだなぁって…

なんだか涙が出てきてしまった。


詩っていいものです
美しいものです
斉藤敦夫先生がぼやいてたおっしゃったみたいに
欧米のようには、日本人の生活には詩の居場所がないです

だから、おはなし会でも結構詩を盛り込んだりしています

でも
そういう意義とか能書きとかいらないんだなっておもいました

詩はそれそのものが素晴らしい
ただただ詩が好きっていうだけでいい

詩が人生にあるかないかで人生はあまりに違う
詩のない人生は生きられないとおもう



posted by しろくま at 20:43| Comment(0) | 日々雑感

2017年03月16日

「アロハ魂」


アロハ魂 --- 小林聡美/著 幻冬舎 2009

女優の小林聡美さんが、ハワイ島を旅した時のエッセイ。

この夏、family reunionでハワイに行く予定なので、(まぁ行くのはマウイだけどさ)
図書館で目について借りてみました。
パラパラめくっていると、渓谷で野生の馬に出会ったシーンがあってね♪
ほらね。表紙にもいるでしょ?馬^^

独特の文体ですが(はじめちょっとげんなりしたものの)
ユーモアがあって面白いし、楽しく読みました。

あーハワイ、たのしみ!!!

posted by しろくま at 23:20| Comment(0) | こんなん読みました^^

2017年03月15日

「喜びから人生を生きる!臨死体験が教えてくれたこと」


喜びから人生を生きる!臨死体験が教えてくれたこと Dying to be Me --- アニータ・ムアジャーニ/著 奥野節子/訳 ナチュラルスピリット 2013

なんでだったか、実は続編(「もしここが天国だったら?」)からさきに読み始めたのです

でも…
これはやっぱり、こっちを先に読んだ方がよさそうだなって思って手に取りました
(まぁこの際だから訳本のタイトルについては文句も何も言いませんわ…)

うーん
いい本だった。すごい。叡智の宝庫。


著者は、香港在住のインド系の女性で
末期がんで危篤状態から…その時の臨死体験を経て…この世に戻ってきたかたです
ガンはきれいさっぱりなくなり
臨死体験で見聞きしたこと、わかったことをいま、こうやって知らせてくれています


「感情」
が、どうも、キーワードであって、とっても大事みたいなのよね…
(なんかここ1年くらい?繰り返しこのテーマが来ているわ)
(もう一つ、「私は誰か」ってテーマも、あるんですけどね…)

死後の世界、物理的環境から脱した世界、空間や時間の拘束のない世界、
自分の意識がより大きな意識と一つになる
過去も現在も未来も同時に起こっている
「向う側の」世界…では
「感情が唯一の対話方法だった」

「感情は魂への入り口なので、自分の感情をブロックすれば、自分のすばらしさに気づけなくなるでしょう」
「思考はすること”を重視し、魂は存在すること”を重視する」
「自分の行いが、存在すること”によるものか、それとも行動すること”によるものかを知るには、日々の決断の背後にある感情を見ればよい。それは恐れですか?それとも情熱ですか?」
「自分と他人のためにできる最善のことは、意識的に自分をうきうきした気分にさせて、幸せを感じること」

「その時々、正しい感じがするものに注意を払っている」

これは感覚やね。
「自分自身についてどう感じているかが、人生の状況を決めるうえで一番大切なことなのです。
つまり、自分自身に正直でいることが、ポジティブでいるよりもずっと重要です」
「「私は、動揺することが起きた場合、自分がネガティブな気持ちになるのを許しています。ほんとうの感情を封じ込めるよりも、体験するほうがはるかに良いからです」

「自分に対し批判や恐れを抱かないことがとても大切」

エゴもね…「無条件に自分のエゴを愛し、この人生で自分を表現するための一部と受け入れることができれば、もはやエゴは問題ではなくなります。それはあなたの成長を邪魔するどころか、役に立ってくれるのです」
「すべての感情を表現する必要はありません。でも、全て自分の一部だと受け入れなければいけないのです」
(白色光がプリズムを通すと7色に分かれるように”ね!)
「現在に生きるとは、時間のあるコマからつぎのコマへと感情の荷物を持ち運ばないこと」

(犯罪を犯した人が…)「彼らが他人に対してしたことは、内側で自分について感じていることの反映なのです」

「私たちが外側で体験するものは、内側を映し出したものにすぎません」



なので
「状況が困難に思えたら、それを物理的に変えようとするのではなく、まず自分の内側の世界を調べる」
…そして、「内側に入って、その感情と向きあ」う。
「気持ちが落ち着き、自分の中心を感じられるまで、一人で座ったり、自然の中を歩いたり、音楽を聞いたりするのです。
そうすると、外側の世界も変わり始めて、何もしなくても障害物が消えていく」


これ、わたしは日頃結構やっているかな。
わたしのばあいは、結構茶碗を洗っているときや運転してるとき、庭仕事してるときなどに起こったりする。
(無意識に体を動かせる瞑想に近い状態なのかな?)
自分の感情に淡々と向き合っていると、あ!って気がつくことがあって、
そうかぁと思ったら(思っただけで)、またはその時浮かんだ(ささいでも)行動をとったら、
状況がすっかり良くなったりするのよね。たしかに。

「私たちが最大の敵の目を覗き込んだ時、そこに映る自分の目を見ることができれば、人類に真の変化が訪れるでしょう」

「もし物質レベルで物事を解決しようとすれば、余計に進行が遅くなる」

「自分を病気にしたのは恐れの気持ちだった」

…別の言い方で、
「ほんとうの自分を表現できずに生きてき」た、「自分自身のエネルギーが癌としてあらわれた」
「身体は、自分の内側の状態を反映したものにすぎない」

(ガンや病気については、もっとたくさんのことが書いてありましたけれども、詳しくは本書をご覧ください)

「信念や執着からの解放」について
「信念」…他人と意見が合わない時、自分の信念を守ろうとするあまりに大きなエネルギーを使ってしまう。手放せなくなる。「自分が確かだと思っている者だけを受け入れ、他のものはすべて閉め出してしまう」「自分を閉じ込め、制限することになる」
「気づき」…「判断せずに、何が存在していて、何が可能かを理解すること。気づきを得れば、防御する必要がなくなる。成長とともに拡大していき、ワンネスの状況に近づけてくれる。そこは奇跡が起こる場所」
「身体はわたしたちの気づきに反応する」

「自分の生命が望むような人間になることを許したとき、私たちは最も強力」
「自分の理解が十分ではないことを受け入れ、不確実な状態を心地よく思えるようになれば、無限の可能性の領域が目の前に広がるのです」


「私たちの唯一の義務は自分自身に忠実であることで、それを自分に許すことだけです」
「私たちは、自分自身の道を発見し、喜んで生きるためにここにいるのだ」

「自分がすべきことを探す必要はなく、自然に目の前に現れてくる」
「ただ自然の展開に任せていればよい。自然の展開へ到達するために、私がすべきことは、ありのままの自分でいることだけ」
「つまり、本当の自分でいて、自分の真実を生き、愛であること」


臨死状態から帰ってきた時に、
「あらゆるものや人が美しく見えて、ありふれたものや出来事にさえ、魔法や驚きを感じた」
とおっしゃってますが
これ…「美術館で絵を見た後」とか、ありませんか、こうなったこと。わたしは、あるのよ。(で、とってもびっくりした)

あとね、「それよりもじぶんのことだ」じゃないですけど
(あとオポノポノのなんとか博士も同じことをおっしゃっていたけど)
この本でわかりやすく書いてくれているなと思ったのは

自分は全体の一部であって、全体そのものであって、
世界の中心に自分がいるわけだから
自分が「自分に対する愛」をもって存在することで、周りの人に影響を与え、世界に影響を与えることができる

っていうのが世界を平和にする道なんだな
世界が平和でないのは自分が平和でないからなんだな
peace of I (←これはホ・オポノポノ)

「恐れずに、自分のすばらしさを思うままに表現してください。それが、あなたのこの世にいる理由です」

たくさん抜き書きしちゃったなー
まぁくわしくは、どうぞお読みください…まれにみるいい本だと思います


posted by しろくま at 23:58| Comment(2) | こんなん読みました^^

2017年03月13日

"The Tale of Mr. Jeremy Fisher" "The Tale of Two Bad Mice" &ピーターラビット展


The Tale of Mr. Jeremy Fisher
The Tale of Two Bad Mice --- Beatrix Potter, Penguin Random House UK, 1906


先週ですが
ただいま大阪で開催中の、ピーターラビット展、(っていうかBeatrix Potter展よね?)
行ってきました〜

まず会場で迷い。
(なぜかわからないけど、あぁ以前6階でナレッジキャピタルのなんとかの展示を見たから、はなから6階にあると思っていて…)
実は1階に入り口がありましたのよ。ぜんぜんわからなかった。広いしねぇ

そうそう、先月、滋賀県立近代美術館でやっていた
「ウォルター・クレイン展」に行ったんですけど
これ、本当にすごくって

ちゅん2を隣の図書館に待たせて、1時間くらいで戻るからね〜♪
って言って見に行ったら
ふと気づくと1時間半経っていてしかもまだ4分の1くらいしか見ていなかった。

あと4分の3を30分で流して見ました。もったいなかった。

それにくらべたら

まぁ規模の小さな、展示でしたが
(作品は絵だけで字がなかったの)

原画が、間近で見られるのはやっぱり素敵だったし
絵本になったイラストよりも
わたしは
農場のスケッチなど…が心に残りました。

久しぶりに水彩画を描きたくなった
(久しぶりっておおかた30数年ぶりですが…)



あークレイン展よかったなぁ


あ、そうそう、それで、この本を2冊買いました。
ちょっと癖のある主人公が面白そうだった。


なんかねぇ、ちっちゃいこどもが、あれをやっちゃだめ、これをやっちゃダメといわれたり
こんなことしてみたいなぁと思っている(だいたい悪いこと)があったり
あとなんだったかなぁ
そういうことがサラリと描いてあったり
ツッコミもなんかちょっぴり皮肉っぽいような
冷静に澄ましてるけど横目でちらっと様子をうかがっているような
そんなテイストがおもしろいなぁ

子どものため(の本)だから、って甘ったるくないところがたいそう好きです。
posted by しろくま at 12:43| Comment(0) | 絵本

2017年03月09日

"Under the Egg"


Under the Egg --- Laura Marx Fitzgerald, Puffin Books, 2014

たぶん小学校高学年〜中学生(日本だとね)あたりむけの本だと思うんだけど
(主人公のTheoは13歳)

こないだまでSarahシリーズを読んでいたでしょう
あれは少し昔の牧歌的なアメリカが舞台だったし
小学校低学年〜中学年向きだったろうし

この本は現代のニューヨークの子どもたちが主人公で、
同じ児童文学でもずいぶん違うわぁ 単語も、結構難しいものや今風の言い回しや
(そこそこ辞書引いた)

ミステリーというか、謎解きの要素もあって
おもしろかった!!

最後の方(18章の冒頭)でねぇ
もうここまででおわかりでしょうけど〜
ってあるんですけど

ああああ!!全然ひらめいてなかった!!!Σ( ̄ロ ̄lll)わたし!

結構高度なのであります(わたしがうかつであるともいうー)

Theoの家は昔からある豪邸(街にある一軒)なんだけどボロいの
おじいちゃんとお母さんと3人でつつましく暮らしていたんだけど
お母さんは心を壊して?引きこもってるし
Theoは街角で拾った服や靴を履いたり古い服をリフォームしたりしてなかなかクリエイティブに
懸命に暮らしてる

その、たった一人の頼りにしていたおじいちゃんの死からはじまる
Theoの行動力と謎解きもおもしろいけど(一人で背負っていて、切なくいじらしくもある)

結局すべてがうまく収まったラストになって
状況は何にも変わっていないのよね
でも

Theoは知り合いがたくさんでき
バイトも紹介してもらい(結局彼女がこの家の生計をたてていくのだ)
Bodhiっていう友達もでき

なにより…

おじいちゃんと自分は、あえて自分たちを孤立させて、暮らしてたんだゎ

って気づくところが

なんともいえずうれしいです

おもしろかったなー

ホロコーストが背景に描かれているお話だけど
「ミュージアム(美術館)もの」でもあり
ラファエロの絵や人物像がカギになって話が進んでいく。
ストーリーの面白さでいうと、松谷みよ子さんのおはなしよりはずっと、よくできてる。
(もちろん、意図も扱いも違いますけど!)


posted by しろくま at 08:54| Comment(0) | こどもの本

2017年03月06日

「屋根裏部屋の秘密」


屋根裏部屋の秘密 --- 松谷みよ子/著 偕成社 1988

本当は「ふたりのイーダ」を読んだあとこの本を買ってたの
でも、この本の前に「死の国からのバトン」が(続編として)あるっていうじゃないですか
死の国…を読むまでは読めないわって手を付けずにおりまして、今回、ようやく…

(本当はさらに「私のアンネ・フランク」が間にあるらしいんだけど、まぁこの際それはいっか、って
飛ばしてこっちを読んじゃいました)

なんかねぇ、やっぱり大人の読み手としてはねぇ
もうごく最初の方であらかた分かっちゃうの、
このエリコちゃんの「じじちゃま」が製薬会社の人で元医者で戦時中は中国にいて、って

あぁあの人体実験してた部隊の人だったんだろうな、って
だけど読み進めていると

松谷さんが、「現代民話」の最終で全国を歩かれたときに
出会った、実際のその舞台にいた人からの証言をもとに書かれたこの物語が
児童文学としては想像を超える正確さで
というより大人って思ってる私もここまで詳しくは知らなかった(知ろうとしていなかった、どこかで読んでも忘れていた)
戦時中の日本軍のおぞましい行為の様子が…

ああわかってるわなんて思った自分が恥ずかしく情けなく


「アウシュビッツだ、日本人も日本のアウシュビッツを持っていたんだ」

って、成長し大学生となった直樹が思うのです


そういえば、日本人とドイツ人って似ていると思う
よく言われることだけど

命令され意義を与えられると
恐るべき正確さと勤勉さでこういうこともやってしまうところも

いま「日本人」「ヤマト民族」とかって声高にその優越性を主張する人たちがいて
その昔ドイツ人もアーリア人優越とか言ってませんでしたか

なんか背筋がぞっとした……

部隊のあった平房(ピンファン)を日本人が訪れると必ず嵐になる…
というジンクス通り、松谷さん一行が取材に訪れると現地は大荒れの天気、
踵を返した途端に虹がかかったという、あとがきに書かれたエピソードも何とも重い

松谷さんの渾身の作。
こういう本は読み継がれないといけないって思います

それはそうと…

直樹、って、ちいさいころ(前作)も まぁーなんかいい子すぎるんじゃないの
って思いましたけど
青年になっても「いい青年」すぎるわね?

母親(ってか松谷さん)の理想の息子像??( ̄m ̄〃)
posted by しろくま at 22:10| Comment(0) | こどもの本